ビッグコミックス<br> Masterキートン 〈5〉 白い女神

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Masterキートン 〈5〉 白い女神

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  • サイズ コミック判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784091816955
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

考古学者にしてオプ(探偵)。元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官。さまざまなキャリアを持つ男・平賀=キートン・太一が、世界をまたにかけ、保険調査員として難事件に挑む、知性派サスペンス!!

▼第1話/白い女神▼第2話/チャーリー▼第3話/無関心な死体▼第4話/ノエルの休戦▼第5話/ハーメルンから来た男▼第6話/ハノーファーに来た男▼第7話/オルミュッツから来た男▼第8話/キートン先生の事情●登場人物/平賀=キートン・太一(母は日本人、父は英国人、英国国籍所持。オックスフォード大学出身、胡桃沢大学「考古学」講師兼フリーの保険調査員。元SASサバイバル教官)●あらすじ/英国・シリー諸島にあるマン島に、ロイズの遺跡鑑定人として現われたキートン。オックスフォード時代の友人、アンナが遺跡のある丘の開発を阻止するために奮闘しているのだ。学生時代からの仮説を証明したいという彼女のために、キートンが一肌脱ぐことになる(第1話)。▼キートンの幼なじみチャーリー・チャップマンは今では有名な探偵として知られている。ところが彼が解決した事件の容疑者が、無実を訴えた。容疑者の無実を証明するため調査に来たキートンは、チャーリーの推理に異論を唱える……(第2話)。●本巻の特徴/5・6・7話を通して語られるナチスによる3万人のジプシー虐殺の歴史とそれにまつわる3万人の財宝の顛末についてのエピソードが、この巻の中心をなしている。●

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あん

58
『ノエルの休戦』が一番好きです。じんわりと沁みました。その他のお話も、アパルトヘイトやジプシーなど、当時の世相を反映する人種差別が取り上げられていたり、本当に深く考えさせられるお話ばかりでした。25年も前の作品なのに全く古びれてなくて教えられることばかりです。 2015/01/06

Y2K☮

35
一か月の始まりはキートンから。今回もナチスのジプシー虐殺や南アフリカのアパルトヘイト、”白い女神”を中心とする平等社会の話など、もう何度目かの再読なのに「そうだったのか」の連続。まさに老若男女に勧められる知的エンターテインメント。「ノエルの休戦」も何気に深い。イエスとノーが明快だと確かに耳触りやイメージはいい。でも果たしてそれは信頼に足るのか? 何でもかんでも断定する口調で大人気だった某元総理はアメリカの操り人形だったわけだし。ところでブッシュ・ド・ノエルはやはり美味そうだ。クリスマスにこっそり買おうか。2016/10/01

Y2K☮

27
90年刊行。「ノエルの休戦」に時代を感じた。少なくとも現代では「日本人はクリスマスも新年もない」わけではない。しかし多くの書店は相変わらず年中無休。当時の好景気の日本であればそれも悪くなかったかもしれない。頑張ればちゃんと会社の業績が上向き、給料に反映され、希望を見出せたはずだから。率直に言うと、いまの職場は傾いた泥船の底から水を必死に掻き出し、どうにか沈む速度を遅らせている感覚に近い。一方「白い女神」で提示された「いい女」のイメージは現状のそれを先取りしている気がする。男がどう思うかなんて関係ないのだ。2024/02/03

眠る山猫屋

18
再読。この巻では一連のジプシーたちの物語が圧巻だった。日本人にはまず馴染みの無い人々の歴史を教えてくれる。ゴルゴ13もそうだが、漫画という媒体で開示される(興味なかった)歴史は、けっこう大切なんじゃないだろうか。2016/04/30

ツキノ

13
ジプシーの祖先は四千五百年前、インダス文明を気づいたドラビダ人だとストーリーの中に説明が。冒頭の「白い女神」もよかった。2020/10/21

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