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出版社内容情報
▼第30話/氷の微笑(ほほえみ)▼第31話/桃太郎連説▼第32話/夢と知りせば▼第33?35話/流星剣(前・中・後編)▼「流星剣」創作ノート▼おまけ漫画/宗像教授宗像氏考
●主な登場人物/宗像伝奇(むなかた・ただくす。東亜文化大学で民俗学の教鞭を執るかたわら、日本各地に伝わる神話、伝説の謎や由来を解明している)
●あらすじ/若いころ雪女に会い、人生を翻弄された男。だが、年月を経るにつれ、彼が語る話の内容が徐々に変化していくのだった。かつての縁から、今や年老いた彼を再び訪ねた宗像が見たものとは…!?(第30話)
●本巻の特徴/桃太郎伝説・義経逃亡説のほか、若き宗像の恋心を綴るエピソードも収録! 毎月刊行の伝奇ロマン&ミステリー、さらにファンタジー色を強めた第6弾!
●その他の登場人物/忌部捷一郎(派手な仮説が売りの歴史研究家)、宗像樹・瑞・瀧(いつき・たぎり・たき。宗像の亡くなった兄の娘たち。実家の海照火明神社で巫女をしながら神社を守っている)
星野 之宣[ホシノ ユキノブ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミエル
16
雪女、桃太郎、小野小町、義経伝説の第六巻。桃太郎では吉備津神社、温羅あたりがフィーチャーされるかと思ったらほぼ名前だけだったのが、個人的にちょっと残念。義経伝説は、いろいろ憶測が広がって夢がある。確かに義経の辿った道、人脈を考えると製鉄とリンクしそう。鉄の道を巡るとまつろわぬ民の話に行き着くわけだけど、義経と言えども逃げ落ちるならやっぱりそっちを頼るだろうな。ワクワクする説♡2023/03/17
初瀬川 翠
1
雪女の「氷の微笑」、若き日の宗像の恋と小野小町「夢と知りせば」が特に惹かれました。宗像の人間味や関わる人物のどこかあたたかみがあって、いつもと違う読後感でした。ボリュームある義経と鉄「流星剣」では学界の不穏な動きに宗像の進退が気になるところです。2013/10/03
月光密造者
1
「夢と知りせば」宗像教授の若き日の恋愛が読めるとは思わなかった。老境を迎えようとする男女の秘めた恋が、小野小町伝説と重ねて丁寧に描かれる。シリーズを通じての主題「鉄器を伝えた人々」の流浪と、土方歳三を重ね合わせた「流星剣」も面白い。「伝奇考」はこの巻で一段落です。2012/03/20
夜の女王
0
☆☆2011/02/02
然夜歌
0
教授の恋の話よかったです。雪女もよかったです。2009/06/05