出版社内容情報
古事記・万葉の時代から、全面核戦争時代の今日に至る、あらゆる四コマ漫語を網羅した漫語辞典!! 空前絶後の大ベストセラーになった本書、四コマ界の重鎮・相原コージが身命を賭して世に問う不滅の金字塔!!
●本巻の特徴/第一版、第二版から続くキャラクターシリーズに、新たに「ダザイはん(作家)」、「実存くん(命名はいとうせいこう氏)」などの四コマ漫画の領域を拡大させるテーマを作品化させ得るキャラクターシリーズに加え、壮大なるギャグ漫語辞典の完結編としてふさわしいものになっている。さらに、3年間にわたり多くの人々の熱狂的な支援に支えられてきた「コージ苑」の死屍累々たるボツ原稿の中から5本をピックアップし収録。なぜボツになったかの理由(編集者のコメント)も付いている。第一版、第二版に引き続き、付録・四コマ漫語詳解として、相原コージ仕事場大図解、オナニーに見る相原ギャグの進化、ギャグの種類など、詳細かつ懇切丁寧に記したものを収録してある。●その他DATA/第三版には、さらに特別付録として小冊子“コージ苑・夢の競演”と題し、さくらももこ、柴門ふみ、池上遼一、中崎タツヤ、浦沢直樹、喜国雅彦、山本直樹、吉田戦車など、当代一流の漫画家その他総勢27名による相原コージ原作の四コマ漫画を付けている。一見の価値あり!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるほ
28
第三版。第一版から続けて読んでみると、三年にわたる連載の中で作者の画風とギャグの方向性が少しづつ変化してきていることがよくわかる。▼下ネタ度はさらに低下。その一方でシュール度が増している感じ。シリーズネタとしては、実存くん、太宰さん、安藤課長、本田刑事部長など。巻末にはボツとなったネタも収録。▼作品自体の勢い、完成度としては、第二版が一番だったかな。2022/09/17
謙信公
9
珠玉の漫語宝典笑止の大完結!!(オビより)相変わらずくだらんが面白い。「本田刑事部長」のひたむきさに感動(?)し、「実存君」に共感。「安藤課長」「ダザイはん」「もけけくん」などよくわからんキャラクターの登場も常套。クスッは「いたがきたいすけ(P14)」「えいゆう(P24)」「おおやけ(P32)」「ひかり(P166)」「ほほえむ(P186)」ハハハは「へいこう(P178)」「まんめん(P194)」「ルックス(P254)」ガハハは「みずをきる(P197)」かな。巻末付録の岩倉具視の自慰行為のくだりに「へぇ」。2020/08/13
カカシ
1
むかしむかしの本ですが、このギャグは今時の若者には通用するのでしょうか?この微妙なエッチ観とシュールな笑い。ぜひお薦めしたいです!!何だか悩んでいる自分が小さく見えます。