コージ苑 （第２版）

相原 コージ【編】

小学館（1988/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 301p／高さ 20X14cm
• 商品コード 9784091780737
• NDC分類 726.1

出版社内容情報

古事記・万葉の時代から、全面核戦争時代の今日に至る、あらゆる四コマ漫語を網羅した漫語辞典!! 　空前絶後の大ベストセラーになった本書、四コマ界の重鎮・相原コージが身命を賭して世に問う不滅の金字塔!!

●本巻の特徴／著者・相原コージ氏曰く「第二版は、第一版刊行後さらに１０余か月間の時代の臭気を吸収、集約し、大衆の集合無意識を反映して旧版の面目を一新したと考える」と語る。さらに、第二版改定の主眼として「従前にもまして一層面白く、かつ物語性に富んだものとすることを目指した。そのため、従来のキャラクターを一新し、一見ばらばらに見える各キャラクターシリーズが、見出し語の終盤に近づくにしたがって有機的に絡み合い、最終的には全キャラクターを巻き込んでの壮絶なるカタストロフィが世界を覆う、という四コマ漫画にあるまじき、とてつもなく壮大な構想を打ち立て、大失敗に帰した」とあとがきで語っている。だが、結果としてこのキャラクターシリーズが大好評を博し、「コージ苑」の評価を不動のものとした。●その他ＤＡＴＡ／第一版に引き続き、付録・四コマ基本文法を収録。漫符分類表、連続大河四コマの鑑賞法、ギャグの文化人類的考察等、初の体系化！

内容説明

総項目２０万余（嘘）古語・現代語はもちろん漢語・外来語・方言・慣用句・とても口にはできない単語までをあまねく収め、それらを全部四コマ漫画で解説・表現した、活字が苦手で日本語に不自由している人にも非常に解り易く使い易い新時代の画期的漫画辞典！その上、面白くてためになる巻末付録・四コマ基本文法を収録。漫符分類表、連続大河四コマの鑑賞法、ギャグの文化人類学的考察等、初の体系化！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まるほ]

第一版に続いて第二版を手にする。構成は第一版と同様であるが、下ネタ度は若干低くなり、各連続シリーズのストーリー性（大河ドラマ度）が増している。高橋くんとミーナ、燃えるような恋を求める島野、江戸っ子留とヤス、田所博士と本郷くん。高橋夫妻。▼シュールなネタにも「◯◯マン」シリーズなどで連続性が生まれている。“ちくわ女”や“おぼん小僧”などのキャラクターも存在感が増している。▼冒頭「あ」の扉絵の一コマが最後の「ん」で収斂するのは、なかなかの演出。第一版と比べて格段にギャクもストーリー性も上がっている。

2022/09/17

[謙信公]

1つの物語が完結する四コマではなく、簡潔性はそのままに次への｢引き」をつけるという連続大河四コマ漫画として「高橋家族」「ヤスと江戸っ子」「島野くん」「田所博士と本郷君」を延々描く。「じぇにっこおじさん」「おぼん小僧」「○○マン」などよくわからんキャラクターや、最後は「悔い改めよ」と全て洪水に流されるなど支離滅裂。クスッは「てんはひとのうえに・・・(P117)」「ねぞう(P147)」ハハハは「しんじゅくえき(P77)」ガハハは「へんたい(P186)」かな。これらの4～5ページ前から読んでいくことがお勧めだ。

2020/07/27

[阿輸迦]

久しぶりの再読。ときどき、人間心理の本質をつく漫画がある。

2018/06/24

[にやり2世]

江戸っ子親父と赤ちゃんのがとても気に入った。

2022/08/07

[POWER]

所々クソワロタ

2015/05/25