フラワーズコミックス 櫻狩り 〈３〉 （新装版）

渡瀬悠宇

小学館（2016/06発売）

• サイズ コミック判／ページ数 244p／高さ 18cm
• 商品コード 9784091670779
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

いよいよ衝撃のクライマックスへ！完結！！

2008年から上製本として発売された渡瀬悠宇の『櫻狩り』上・中・下巻。各界に波紋を広げた衝撃作は長らく幻の作品だったが、ここにいよいよ描き下ろしイラストによる新装版として甦る！最終完結巻、ついに登場！

葛城に大怪我を負わされ、放心状態のまま蒼磨の元へと戻った正崇。
傷ついた正崇の姿を目にした蒼磨は、ある決意を胸に、葛城邸へと
向かった・・・。
一方、蒼磨と本気で向き合う決心をした正崇は、櫻子に関わる重大な秘密を知ることになり・・・！？

究極の愛憎物語、いよいよ衝撃のクライマックスへ！！
震撼、そして慟哭の完結巻！！

渡瀬 悠宇［ワタセ ユウ］

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[カキ@persicape]

まとめ感想。勉強の為、上京した17歳の少年。彼は縁あって侯爵家の御曹司に仕えることになる。何でも申しつけて下さいと感謝する少年に美貌の彼はこう告げた。「僕を殺して呉れないか」そこから物語は狂い始め、なぜ？どうして？の連続。その狂った世界を潜り抜けた先、下巻の中間で世界が反転する。そこからは畳み掛けるように伏線は見事に回収。「二度と近寄るな！！顔も見たくない。声も聞きたくない。己はあんたを赦さない生涯！絶対に！」と主人公が絶叫するほどドロ沼の愛憎劇が一変、涙なしには読めない物語へと姿を変える。傑作だった。

2017/12/29

[雪雫]

★３。　蒼磨の生い立ち、翻弄される運命にはひたすら同情。ラスト最後の爆弾が落とされ、その先がどうなっていくのか非常に気になる所でＥＮＤ。ある意味とても上手い終わり方であるとは思いますが、続きが気になって仕方がないこの思いをどうしたらいいんでしょうか…？

2019/03/23

[ハル]

面白かった……余韻がすごい、ずっと浸っていたい。 最後蒼磨はどうなったんだろう、そしてこれから二人はどうしていくのだろうか気になる。これは読者の想像におまかせパターンか。 櫻弥の狂い方の迫力がすごかった、本当は兄を愛していたのか……切ない。 たぶんこれは一生手元に残しておくだろう。 今年ナンバーワンの漫画かもしれない。 できたら続きを読んでみたいの思うのは野暮だろうか。

2016/10/10

[ヨナ]

たくさんの人物が絡み合ってすごく丁寧に練りこまれた作品。それぞれの視点で描かれているわけではないけれどまるで群像劇のようだった。ストーリー、表情、ラスト、全部すごかった。

2016/12/07

[踊れない人]

レンタル落ち＠54円購入本。　櫻弥が男の子だったなんて。想定外でした。　しかし、メインはBL本だから、男と気付くべきだったのか？　想定外は、櫻弥の父親というべきだろうか？　（累計：1,242円）

2017/11/19