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出版社内容情報
少女まんが史上に燦然と輝く歴史的超名作
青い霧に閉ざされたバラ咲く村にバンパネラの一族が住んでいる。血とバラのエッセンス、そして愛する人間をひそかに仲間に加えながら、彼らは永遠の時を生きるのだ。その一族にエドガーとメリーベルという兄妹がいた。19世紀のある日、2人はアランという名の少年に出会う…。 時を超えて語り継がれるバンパネラたちの美しき伝説。
少女まんが史上に燦然と輝く歴史的超名作を当時の装丁で復刻しました。
第2巻は
「メリーベルと銀のばら」
「ふしぎの国の人形たち」
「10月の少女たち」
を収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
今読んでもまったく古さを感じない、歴史的超名作です。もう何度も読み返して本がすり切れてしまったというファンの方もそして今まで読んだことがなかった・・・という方も、ぜひ今、お手に取ってみてください。ときめきの源流がここにあります!!
萩尾 望都[ハギオ モト]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
35
エドガーがバンパネラになる経緯が書かれていて、じっくりと読むことができた。メリーベルをバンパネラにしたくないエドガーはメリーベルをバンパネラの手が及ばないところへと逃がす。やがてメリーベルと再会するが、永遠の生命があってもやり直しのきかない現実をつきつけるシーンは特に印象に残った。傑作は何年経過しても色あせないものだと改めて感じることができた。2024/04/06
ichi-papa
32
この第二巻はエドガーとメリーベルがなぜ一族に加わることになったか、について書かれています。今更ながらに「そうだったのか~」と思いました。何度も読んでるんですけどね(笑)。同時収録の「10月の少女たち」も思春期の女の子の心の機微を描いて秀逸。2016/04/02
navyblue
10
この巻では、主人公エドガーの子供時代にお話が読めます。妹メリーベルとの関係が細かく描かれ、なぜ彼がこれほどまでに妹を思うのかがよくわかります。エドガーの抱えた悲しみの深さに心打たれます。2019/01/30
うめ
10
幼い男の子の正義感が狂おしい。本編も素敵だけれど、同時収録作品も情緒的で良い。2016/08/14
arianrhod
6
アシに頼らず背景までもに自分で力描きしてる気力を感じるのは気のせい?正しい背景やアングルで描かれたカットというよりも、少女漫画で特徴的な登場人物の内面を表現するような描き込みが目を引く。最近の漫画と違って上下の余白がや広いのは、そんなルールが出版社にあったからなのかな?それとも癖なのかな?古い漫画家さんは全般的に小さい本で出版するのを強く意識しないで描いているような気がするな、コマも構図もぎゅとつまっているし、台詞も一杯だからちょっと読むのが辛い感じたけど古典文芸小説のような雰囲気のストーリーは最高。2016/12/02