出版社内容情報
日本の伝統文化や自然の美しさについて膨大な著作を残した随筆家の白洲正子。創刊以来、彼女の人生を追い続けた定期購読誌『和樂』が取り上げた白洲正子の記事を、1冊にまとめた和樂ムックシリーズの第一弾です。没後10年経っても、多くの女性にとっての憧れの存在である彼女の生き方、旅、ファッション、手紙などが収録され、白洲正子ファン垂涎の1冊。夫であり、GHQと渡り合った風の男、白洲次郎の特集も掲載。娘の牧山桂子氏が語る夫妻の知られざる姿も見逃せません。オールカラー、美しい写真とデザインで彩られた永久保存版です。
牧山桂子［マキヤマカツラコ］
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井上裕紀男
6
過去読です。目利きかと思いきや、ご本人は「物から学んだ私の暮らしがある。誰のものでもない私の人生。価値が高い低いじゃない、好きか嫌いか」で物を見ていると。 旅・巡礼を経て美味しいものをほおばる白洲氏の足跡を、年表や地図、写真とコラムで知ることができます。阿川佐和子氏や桐島かれん氏のコラムが素敵。 恥ずかしながら、白洲正子氏も次郎氏のこともまだよく分かってないですが、ムックを通じて正子氏の著書も少しずつ読み進めたい。ドラマ「29歳のクリスマス」の最終回にも白洲氏の言葉が出てきましたが、各界にファンは数知れず2021/01/16
niki
2
和樂ムックが素晴らしく、向田邦子に続き本書も借りる。白洲正子は私にとって敷居が高く近付けなかった。本書で大まかな輪郭を捉えようというのが狙い。 それにしてもいい本だった。堪能した。正子の生涯だけでなく次郎も紹介されている。ふたりの婚約の頃の写真の強さと美しさよ。この夫婦を超える夫婦は二度と現れないとさえ思う。 正子の旅の理解を深めるために古事記の概要も載っており勉強になった。ふたりが住んだ武相荘は大変美しくここで生活するだなんて夢のようだと羨ましくなる。夫婦が共に信頼した人間は誰だったのだろうとふと思う。2022/10/25
ぽん
1
カフェに置いてあり、行く度にいつもこの本を読んでいます。そして白洲正子・次郎夫妻に思いを馳せるのです。2010/04/09
tomotomo
0
☆☆☆☆2012/03/30
ま
0
☆☆☆2009/08/07
