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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TERU
10
『ヒナまつり』の作者先生の新作。 女子高生除霊師・東雲茜は、生活費を稼ぐため失踪した父親の跡を継ぎ、除霊師として活動する事になる。もちろん茜は霊なんて見えないが、お金を稼ぐためなら除霊師(詐欺師)をやることに躊躇いはない! 主人公・茜は霊が見えない除霊師ですが、平気で依頼者の問題をクズなやり方で片付けていくのが最高に人の心が無い所が面白く、それでいて自分のやった事が最終的にクズな茜に跳ね返ってくる展開なども結構ありクズキャラとして憎めないバランス感があります。 2023/05/02
ほたる
8
この作者の作品である、クズまつり、失礼『ヒナまつり』の雰囲気の面白さが感じられる。クズがいるわいるわで相変わらず笑ってしまう。幽霊見えない除霊師なのでミステリ的展開に走るかと思いきや、普通にクズに解決してて笑う。またひとつ追う作品が増えた。2023/04/18
niz001
8
流されていく感じが瞳さんっぽいと思ってたら、後書きにご自分で『汚い瞳ちゃん』と書かれてて笑う。2023/04/18
くろねこ文学
8
最高でした~。インチキ除霊師の父親がキャバ嬢と失踪し、突如生活のため除霊師になった女子高生アカネ。もちろん霊能力はない。要所要所に出てくるクズ父親の除霊アドバイス回想シーンが妙に説得力あって笑う。人生を斜に見てて人間てそういうところあるよねー的な人生の機微をついた笑いがメチャじわる。ヒナまつりの時からそうだけど、いぶし銀的というか、じわじわ効いてくる笑いがホント最高です。いい話になりそうでならないところも地味に好き。スルメのように噛めば噛むほどに味わいが増す面白さでした☺️✨ 2023/04/18
ぷほは
7
『ヒナまつり』の作者元気かな~、今頃なにしてるかな……などと思っていたわけではなかったのだが、たまたま深夜に本屋をウロついていると見つけてしまった。絵柄はずいぶん上達しているし、女子高生がかわいい。ゲスゲスした人々の下品で低俗で劣悪な願望をやさしく包摂し、お金はしっかりふんだくる主人公はまさに現代の巫女に相応しい。著者は人間の軽率さに全幅の信頼を置いており、おそらくこの後登場してくる本物の霊能力者もどうせクズなことが確定している。オフビートな笑いにこれだけ癒されるという意味でも手元に置いておきたい1冊だ。2023/07/17