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出版社内容情報
ポスト3.11のLOVE&POPここに堂々完結!!
湯沸し器が3基全て爆発したのに、M市の電力は安定している。マナが生け贄となったのに、世界は何も変わらなかった。科学と幽霊、愛と憎しみ、現実と想像。あらゆるものが反転し、ラブストーリーは突然に収束する。ちょっとした奇跡と大惨事。この世界に愛を──!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
多田幾多
12
読み終えた後の爽やかすっきり感。二人の恋と放射能とおばけ。ああーこういう終わり方かあと思う反面、こういう終わり方でいいんじゃないかと思ってしまう。健康ババアの台詞は二人だけでなく、他の人、読んでる人に向けて言ってるように感じた。しかし良い事言う。さすがババア。伊達に長く生きてる。まあ、なんだかんだでこの二人は幸せになるさ。2015/06/05
kanon
5
この作品は3.11を意識して描かれているけれど、今現在だとコロナに置き換えられるな。この作中では学校が続いているけど、今は休校している。フィクションよりも現実が上をいっている。現実はどうしたって現実として立ち塞がる。その事実だけはどうしようもない。そんな時に真正面から立ち向かうとおかしくなるのが人間だし、逃げたい時はフィクションに逃げたって良い。助けてもらおう。2020/05/10
San fairy Ann
3
2巻を読まずに1巻の内容も忘れてたまたま本屋で手に入れられた3巻を読むという愚を犯したわけで、さっぱりわからん部分も多いけど、西島大介はある種の複雑すぎて語りえないことをありきたりな物語に矮小化せずにふわふわとして意味不明なままのよくわからない物語に落としこむことができる稀有な作家だと思っていて、3/11とそれ以降についての混乱した状況が説教くささや同情ではない形で表現された本作はとてもすばらしいと思います2014/10/25
123456789wanko
3
原発事故を題材にした漫画の最終巻。¨湯沸し器¨が壊れてもなにも変わらない日常。全てを知っていて、目をつぶっていた大人たち。緩やかに壊れていく世界。その意外な解決策と生まれだす希望。まさに西島大介らしい漫画でした。木村勇のオマケ漫画より「小さい頃わたしは幽霊なんて視えないって何度も心の中で唱えてた。おかげでわたしは今も幽霊が視えない。」「爆発 放射能 漏れる?・・・・・・大丈夫。わたしには視えない。」「自分にはカンケーないって?けっ。じゃあ一生目ぇつむってろ!」2014/10/11
エムアイ
2
健康ババア!持ってかれた感じがしました。お見事です!2014/10/16