ヤングジャンプコミックスウルトラ
皇国の守護者 〈3〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ コミック判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784088770772
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

exsoy

38
既読・再読。カラーページまで使って表現された金森の顔色がもう死人のそれ…2016/06/16

桜もち

31
自分は指揮官だからと、砲撃にも怖がるそぶりを見せず、笑みを見せることで他の兵を安心させる。指揮官らしい演技が兵に勇気を与える。でもそんなのは偽善だと厳しく自分を責める直衛氏が屈折しているなぁ。『あなたの作戦は汚い』と部下になじられるけど、実は一番まっすぐでいたいのは直衛氏なんだよね。汚い作戦を嫌っていた漆原少尉も、なんだか最近吹っ切れて見所ある将校になってきたのがなんとも嬉しい。敵のカミンスキィの過去も明かされ、誰のことをも徹頭徹尾憎めない構造にしているところすごい。2018/02/03

とら

26
非常に丁度良い感じの、絶望。自分が思う”絶望”にぴったりとハマるくらいの絶望で、この戦場は満ち溢れている。ふと思い立って、自分がこの戦場にいたらどうなんだろう…って考えてしまうのだが、瞬間、絶望する。感情移入のし過ぎはよくない本当に。死が常に近くにあって、それなのに敵の戦術とか考えなければならなくて…多分、引っ張る方直衛の様な立場よりも、何も考えずに突っ込む殺人マシーンになった方が幾分楽だと思う…絶対冷静になれない。漆原は懸命な判断をした。無意識かもしれないが、そうではないと戦場で生き残れる筈が無いから。2014/11/11

eira440

11
緊張感は止むことなく、決着の時も迫ってきている感じがする。最初に立てた作戦がすべて首尾よく行われるはずもなく、その都度下す判断がすべて死と隣り合わせなだけに読んでいても息をつく暇がない。戦場の過酷さというものが痛いほど伝わって来る中、剣牙虎だけが唯一の癒し。2015/05/21

かやは

9
この物語の一番の魅力が、この巻でよくわかった。私にとってこの物語は少々小難しくて、全体として主人公たちがどう行動しているのかがイマイチ掴めていなかった。だからなかなか読み進めるのに苦労していたんだけど、この巻はそういうことはおいといて「戦争とはこういうものだ」ということをわかりやすく表現してくれていた。つまりちょっとした判断で何十人も死んだり、その死が無駄になったりする。殺し合っていた相手とも、感情抜きで話をすることがある。自分の使命に準じる人は、良い悪いじゃなくてかっこいいな、と心底思った。2016/02/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/524566
  • ご注意事項