それでも生きていく―不安社会を読み解く知のことば

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  • サイズ 46判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087900699
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

2010年から2021年の激動の11年を著者の透徹した眼差しで振り返る、雑誌の人気連載が1冊の本に! 日本も世界も大きく揺れ動いたこの時代を読み解き、新しい幸せのあり方を導く。「政治は人を救えるのか」、「分断された被災地」、「変わりゆく知のカタチ」、「揺れ動く世界」、「ジェンダーをめぐる攻防」、「問われる人間の価値」、「戦争の消えない傷跡」、「コロナ禍を生きる」、「不透明な時代の幸福論」など。慈悲なき社会を生きる人々へ贈る救済のエールがここに。新たに収録された上野千鶴子さんのとの対談も必読!

【目次】
第一章 ―政治は人を救えるか
第二章 ルポ・福島を行く ~分断された被災地
第三章 変わりゆく知のカタチ
第四章 揺れ動く世界
第五章 ジェンダーをめぐる攻防
第六章 対談・上野千鶴子さんと語るこれからの生き方
第七章 問われる人間の価値
第八章 ルポ・沖縄を行く ~消えない傷跡
第九章 コロナ禍を生きる
第十章 不透明な時代の幸福論

【著者略歴】
1950年、熊本県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。国際基督教大学准教授、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授、聖学院大学学長などを経て、現在は、東京大学名誉教授・熊本県立劇場館長兼理事長・鎮西学院学院長・鎮西学院大学学長。専攻は政治学、政治思想史。著書『悩む力』がミリオンセラーになったほか、『マックス・ウェーバーと近代』『増補版 日朝関係の克服』『在日』『姜尚中の政治学入門』『愛国の作法』『ニッポン・サバイバル』『トーキョー・ストレンジャー』『心の力』『維新の影 ─近代日本一五〇年、思索の旅』『朝鮮半島と日本の未来』など著書多数。小説『母─オモニ─』『心』も刊行。

内容説明

リベラリズムの衰退、命の選別、ジェンダーをめぐる攻防、変わりゆく知のカタチ、分断された被災地…雑誌の連載で振り返る激動の11年!慈悲なき社会への救済のエール。上野千鶴子さんとの対談も収録。

目次

第1章 政治は人を救えるか
第2章 ルポ・福島を行く―分断された被災地
第3章 変わりゆく知のカタチ
第4章 揺れ動く世界
第5章 ジェンダーをめぐる攻防
第6章 対談・上野千鶴子さんと語るこれからの生き方
第7章 問われる人間の価値
第8章 ルポ・沖縄を行く―消えない傷跡
第9章 コロナ禍を生きる
第10章 不透明な時代の幸福論

著者等紹介

姜尚中[カンサンジュン]
1950年、熊本県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。国際基督教大学准教授、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授、聖学院大学学長などを経て、東京大学名誉教授・熊本県立劇場館長兼理事長・鎮西学院学院長・鎮西学院大学学長。専攻は政治学、政治思想史。在日二世(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hiace9000

97
東日本大震災から今回のパンデミック。この10年間で劣化した国民の暮らし、それを立て直すための起爆剤にと一縷の希望を託した東京五輪がコロナ禍により、よもやの大空振り。客観的納得解すら見出しにくい昨今の世相を、大所高所ではない極めて現実的な市井の目線から鮮やかに斬り、その切り口が描く世のありさまや、向かう未来を静かに説き、語る。筆者は批判と嘆きに終始せず、等身大の思索から新たな可能性を探る。教育、ジェンダーという生活分野から、人々の意識は確実に変化しつつある。本コラムの発表媒体が女性誌であった意味は大きい。2022/10/11

まゆまゆ

13
震災後のエッセイをまとめた内容。これまでの戦後日本の美徳を支えてきた価値観が、政権交代によって新しい美徳の登場に期待に満ちていたところ、震災と原発事故や政権への落胆によってむしろ前時代的な美徳へと逆戻りしている。これを保守と言えるのか。生産性などある種の線引によって国民の分断を平気で語る人々にこの国の行方を任せられない。再びあの政権交代を実現するために一人ひとり考えて行動すべき、と。2022/04/11

たっきー

10
4月中旬に読了していたが、登録していなかった。メモしていた言葉。・命はパーソナルなものなのに社会的なコスト優先で語られる。日本経済に余裕がなくなり弱者切り捨て、だから生きづらい。どんな人も生まれてきて存在していること、それ自体に尊厳性がある。・日本ではある価値を国家が場当たり的に決めてそれを伝統的とする、・どんどん声を上げていくこと、そこからしか民主主義の活力は出てこない、・(重く受け止めたひめゆり平和堂記念館の話から)人生の目的は幸福になることと思い込んでいるが生きるのに苦痛や苦悩は不可避。→ 2022/04/30

ありんこ

6
今幸せでも、悲しい出来事は均等に訪れる。苦しみも意味あることとして受け入れること。2022/08/25

☆やす

5
震災後から2021年年末までのエッセイまとめ。個々人の生活における変化の大きい時代をどのように乗り越えてくか、著者がどうとらえているのかを記す。聡明さに感心。世の事象についてより正確にとらえ、自分流の考えを持てるようになりたい。ただただ漫然と新聞を読んでてもこうなれないよなー。2022/05/23

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