出版社内容情報
いつも、はるか遠くを見ているような目。鬼灯くんは、どこを見ているんだろう…。キュート&ポップのキングが贈る幼なじみの3人が織りなす、ほんのすこし苦い恋のエレジー(ちょっと忍者風味!?)、はじまります!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
51
小学生の頃転校した鬼灯くんが帰ってきた。今をときめく国際派俳優として。でもそんな彼の正体は・・・忍者！ミステリアスな彼に憧れていた菊田早苗、二人を見守る同級生・谷村暁(タニムー)の三人を中心に廻る、フワリとした日常。ちょっとズラした世界観は相変わらず素敵。好青年な実業家・木下くんの登場で、三人の世界に亀裂が・・・入らない(笑)木下くん(本当に良い人)の必死のアプローチを邪魔するでもなく、鬼灯くんの父親の死の謎も置いてけぼり。タニムーと鬼灯くんの緩い友情がひたすら気持ち好い。2024/02/08
匠
45
どこかの地方都市を舞台に、小学生の時転校してきた鬼灯君と、彼にひとめぼれした菊田さんと、その幼馴染の谷村を中心に、大人になってからのエピソードが展開される。こういう雰囲気の漫画は初めて読んだのだけど、すごくゆるい感じかと思えばシリアスな一面もあって絶妙なバランス感覚にすっかり引き込まれた。細密な絵ではないのに繊細な表情を描くこの空気感、ちょうど今の季節（春）にぴったりでとても心地良い。そして菊田さんの惚れっぽいキャラを理解した上で、男の友情を示し合う谷村と鬼灯の関係もすごく面白い。いやぁ楽しかった！2013/05/21
ブレーメン
6
吹き矢とおしゃれ木炭と忍者と恋。いちいちチョイスのセンスが独特だなぁ。絵日記みたいな絵だけど全然気にならない､むしろ味わいがあって良い。面白かったので次も買いです!2013/06/19
aoneko
5
とあるベッドタウン。昔いっしょに吹き矢を習っていた繋がりの幼なじみ、早苗、谷村くん、鬼灯くんが10年ぶりに再会してからの物語。いい意味でも悪い意味でもなく、本誌では言葉通り「浮いてる」印象だったのだけど、纏めて読んでみるとなかなか味のある作品。カリブ在住だが、何故か自家用ジェットで度々町に帰ってくる映画俳優の鬼灯くんがいいキャラで、3人の関係もだけれど、ここに木下社長がどう割って入って行くのかが気になる。2013/05/29
よしゆき
5
朝倉世界一さんの作品を読むと荒んだ心が和みます。春山町サーバンツみたいにお父さんに特徴与えてますね。ちなみに吹き矢教室はマジにあります。渋谷で看板を見かけましたし、そういった協会もあったはず。2012/10/04
