感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
42
漫画ブリッコに作品を掲載されていたので、うっかりエロ漫画家と云うレッテルで見てしまっていたが、どっこい『雷火』と云う古代日本ファンタシーを書き上げたあたりから『ロトの紋章』等、その筆力を活かして異世界漫画では並ぶべき者の無い画力で作品世界を届けてくれる稀有な作家と云う認識を持つに至った。そうした彼の作品の中でもこの『ROOTS』は特別!僕が生きた昭和のその同じ時間を生きていた作者の人生の一頁に共感し、自分が生きた昭和という時代が確かに存在していたという実感を与えて、自分のあの頃を追体験できる特別な一冊だ!2023/04/01
ぐうぐう
4
藤原カムイ、100冊目の単行本にして、個人的には最高傑作と呼んでもいいほどに、琴線にヒットしてしまった『ROOTS』。カムイ版『まんが道』なのだけれど、『まんが道』が、藤子両氏の漫画家になる道程だけを描いているのではないのと同じように、この『ROOTS』も、カムイ少年の漫画におけるエピソードだけを綴っているのではない。そこには、TVや映画、流行歌など、1960年代の世相が影響を与え、まさしく少年の血肉となっていくのだ。(つづく)2010/05/23
sin
2
読み終わったときに、寒いぼが立ってしまった。50代半ばの自分にとって、まるで時をこえて自分自身の人生を追体験したような!いや、読んでいる間、僕は確かに過去の自分に戻っていたんだ!そのことが、読み終わったいまのこのキョーレツな感覚につながっている。忘れてしまっていた、大切だったものたちとの再会。戦後の昭和という時代がここにあった。2013/06/16
なたでこっこ
0
掲載誌の関係でここまで。まだまだ続きが読みたかった!!2012/08/31
bbb
0
○。5才も違わないのだが、ずいぶん違う世界。2010/05/28