出版社内容情報
人気ハードボイルド作家・大沢在昌のエッセイ集。『陽のあたるオヤジ』単行本未収録分を含めた完全版に加え、20年間のエッセイを網羅収録。小説観、趣味、酒、異性……すべてが詰まった一冊。
内容説明
著者唯一の連載エッセイ『陽のあたるオヤジ』完全版+20年間のエッセイを網羅。小説観、文学賞、執筆姿勢、遊び、衣食住、趣味、生い立ち、酒、異性…人気エンタメ作家のすべてが、ここにある。ファン&作家志望者、必読!!
目次
陽のあたるオヤジ一九九三年~一九九五年(はじめに;六本木と出会って、小説家になった;黒乳首のN君;大阪;旅先での重版 ほか)
一九九四年~二〇一五年(推理小説家の仕事;第一回小説推理新人賞;ふたつの問い;永久初版作家;『氷の森』17年後のあとがき―六本木と出会って ほか)
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年愛知県名古屋市出身。1978年『感傷の街角』で第1回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。2006年~2009年、日本推理作家協会理事長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
154
ここに書いてあるようにあからさまに自分の思いや生活をオープンにする作家さんは少なくなってしまいました。この年代くらいまでなのでしょうかね。北方さん、伊集院さんと大沢さんくらいですかね。1993年から2015年まで書かれていますがやはり最初の頃の方が読んでいて自分と異なる世界なので楽しめました。また新宿鮫を書いてくれないですかね?2017/03/26
starbro
60
大沢在昌の小説は結構読んでいますが、エッセイ?は初読みです。「陽のあたるオヤジ」の部分はエッセイというよりも短編の私小説集といった感じです。私は初読だから良いものの、「陽のあたるオヤジ」(1994年11月出版)既読の読者からしてみると「前作の焼き直し+20年分の付け足し」という大手抜き本だと思います。こんな本を企画し出版した集英社には猛省を求めます。やっぱり大沢在昌は小説、特に新宿鮫シリーズです。来年こそ新作の新宿鮫をお願いします。2015/11/05
修一朗
47
新宿鮫シリーズもコンプリートしていないのに、寄り道してしまった。大沢さん、煩悩オヤジの看板は一生おろしませんよっていうイイおっさん。永遠の不良オヤジでやっていこうってことだ。ちょいとレトロな雰囲気も纏ってる、古き良き時代風の作家さんでした。勝浦に別荘があって,港で釣りしてるそうだし、ニアミスしているかもね。2015/10/12
むつこ
29
エッセイ集。新宿鮫シリーズが好きだけど、あのこっぱずかしいセリフの数々は想像以上に大沢さんらしい小説なのだと嬉しかった。「陽のあたるオヤジ」、自分が中年(オバサン)になり、そんなセリフで若い女性はキュンとなるのか?!(キザな男に出会ったことがなかった)と、大笑いしたり鼻で笑ったり楽しいエッセイだった。2016/01/23
みと
25
大好きな 新宿鮫シリーズの作者の 大沢在昌さんの エッセイ集。やっぱり おもしろいエンターテイメント小説を書かれる方は エッセイもおもしろいなぁ♡ 大沢さんが 20年くらい前に 10代から20代の男子向けに書いたものだから、なおさらおもしろくて(笑)私が 新宿鮫を知って夢中で読んだのは 10年くらい前。新宿鮫は 映画化もされていたのに、中高生だったその時は 知らなくて…だからこそ一気読みを楽しめたのですが、映画も 観たかったな♡ 監督は おくりびとの 滝田監督だったのね!2017/09/11