内容説明
行動変容という考え方がある。生活習慣病の改善などによく使われるプログラムだが、自分の能力を高めたり、目標を達成するための方法としてもとても役にたつ。行動パターンが変わると、不思議と性格や考え方も変わっていく。自分の行動を少しだけ変えるのは、難しいことではない。今、この瞬間から変われる。
目次
第１章 小さなきっかけが「変わる力」を引き出す（生存率一％からのアクション；たった一人の卒業式 ほか）
第２章 「がんばらない」で自分を変える（自分に楽しい暗示をかける；「がんばらない神経」を刺激しよう ほか）
第３章 明確な目標があれば人は変われる（徒競走はビリでもエベレストは登れた；ごほうびのニンジンを用意する ほか）
第４章 形から、経験から、中身も変わっていく（もう一つの金婚式；もう、すれ違うヤツにガンは飛ばさない ほか）
第５章 「誰かのために」が自分を変える（ピザの上にも六年；ひと口のがまんが飢餓を救う ほか）
著者等紹介
鎌田實［カマタミノル］
１９４８年、東京都に生まれる。１９７４年、東京医科歯科大学医学部卒業。１９８８年、諏訪中央病院院長に就任。２００５年より、同病院名誉院長。２０００年、著書『がんばらない』（集英社刊）がベストセラーになる。２００６年読売国際協力賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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やすらぎ🍀
177
医師として見てきた、人が一瞬で変わった体験を綴る。一つの言葉や出会いで人は変わる。初めて信頼されたり、気持ちが伝わったり、本を開いたり、あるきっかけで動き出す。落ちるところまで落ち絶望の淵が深いほど、やさしさがやさしさを生む。言葉の重みを大切にすれば必ず伝わっていく。強いのか弱いのか分からない自分がいる。失うものはもう何もなく前に進むしかないとき、色んな人が存在しているお陰で生かされていると知る。ありがとうございます。自然と感謝の気持ちが湧いてくる。道端にそっと咲く花に幸せを感じる心の余裕を保ち続けたい。2022/07/17
Tadashi_N
26
形成逆転のマジックワードやキーになる行動って、実はありふれた事なのかもしれない。2019/04/20
pocco＠灯れ松明の火
12
人が変わる時：自分を変えるには、行動を変える。いつもの思考や行動・服装パターンを変えるキッカケを与える言葉を。「行動変容behavieor modification」を起こし、成功するかどうかのポイントは「セルフエフィカシーself-efficacy」＞＞「伝える」言葉と「届く」言葉の違いに注意したい2012/03/23
Möve
8
『気持ちは本人の持ちよう』・・・読み終えて私なりにこういうことかな？と、納得(苦笑) 何をするにしても考えるにしても、楽しむという暗示をかけると言う提案は、取り入れようと思った。2016/01/16
Tadashi Tanohata
7
人は一瞬で変われる、そんな一瞬が必ずあると。しかも、緊張状態でその一瞬を待つ必要もなく、次のチャンスもあると。がんばらない、鎌田調剤師の心の処方薬は、あっと言う間に効き始めます。副作用なし。2014/05/06
