出版社内容情報
日常の中にある異界への隙間……
すこしばかり耳を澄まし、目を凝らすと日常の中にある不思議世界への隙間が見えてくる。そこから異界を覗くとき、物語が生まれる。著者の学生時代からを綴ったエッセイを収録。
内容説明
異界はいつでも日常の中にある。目を凝らし耳を澄ますと入口が見えてくる。そこを覗くと物語がはじまる。創作をめぐるエッセイ集。
目次
第1章 想い出の地から(甲子園球場;武蔵小金井女子学生寮 ほか)
第2章 創作の小部屋(恐る恐る書く;消えた小説 ほか)
第3章 出会いの人、出会いの先に(ローズ・マリーという名前;そこにいてくれる、ありがたさ ほか)
第4章 日々のなかで(一枚の写真;髪 ほか)
第5章 自著へのつぶやき 書かれたもの、書かれなかったもの(揚羽蝶が壊れる時/完璧な病室;冷めない紅茶 ほか)
著者等紹介
小川洋子[オガワヨウコ]
1962年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞と第1回本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞を受賞、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。