科学の扉をノックする

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087813395
  • NDC分類 404
  • Cコード C0095

出版社内容情報

知れば知るほど面白い、科学の世界へようこそ!
科学初心者の著者が、科学の現場を訪ね、驚き、楽しむ科学エッセイ。
小柴昌俊氏推薦。「この本は科学の面白さを伝える著者の小川洋子さんが科学の世界を時には驚きながらこころから楽しんで書いている点ですぐれた科学への入り口になっています。」

目次

1章 渡部潤一と国立天文台にて―宇宙を知ることは自分を知ること
2章 堀秀道と鉱物科学研究所にて―鉱物は大地の芸術家
3章 村上和雄と山の上のホテルにて―命の源“サムシング・グレート”
4章 古宮聰とスプリングエイトにて―微小な世界を映し出す巨大な目
5章 竹内郁夫と竹内邸にて―人間味あふれる愛すべき生物、粘菌
6章 遠藤秀紀と国立科学博物館分館にて―平等に生命をいとおしむ学問“遺体科学”
7章 続木敏之と甲子園球場にて―肉体と感覚、この矛盾に挑む

著者等紹介

小川洋子[オガワヨウコ]
1962年、岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。88年、「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞受賞。91年、「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年、『博士の愛した数式』で読売文学賞と第1回本屋賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞受賞、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

182
小川洋子さんはいくら科学が好きでもやはり読者と同じくらいのレベルだと思います。ですので非常にわかりやすく説明してくれています。7つの分野における第一人者の話を聞くことで今まであまり興味のなかった分野にも少しは目を向けようかなあという気にさせてくれます。とくに細胞性粘菌や遺体科学などあまり知らないことを知ることができました。2017/01/04

へロム

69
面白かった。宇宙、DNA、鉱物、大型放射光施設、粘菌、遺体科学、肉体と感覚の7つをテーマに取り上げ、各分野の専門家とのインタビューを交え、興味深くまとめてありとても面白かった。ぜひ、第2段、第3段と続けてほしいなと思いました。科学への扉を開いてくれる本です。2013/05/27

かさお

33
小さい頃から新聞の科学記事を好んでいたたという小川さんが、宇宙、鉱物、遺体学、粘菌、スポーツ科学等 それぞれの分野の気になる達人に会いに行ったと、いう一冊。彼女の小説の不思議な温度は何処から来るんだろう、と思っていたが、この本を読み少しだけ彼女の頭の中を覗けた気がした。科学本として面白いのはもちろん、彼女の可愛らしく凄まじい好奇心と、モクモクとバルサン炊くみたいな妄想力が微笑ましい。そうか、彼女の紡ぐ世界のルーツはサイエンスなんだ、発見した時のドキドキ、見つけた時のワクワク、好奇心を失わずにいたいな。 2023/05/30

キジネコ

31
真実を語る言葉は 既に記されている。誰よりも、何よりも早くに記されている。私達の科学は その言葉を読み解く方法を少しづつ見つけているに過ぎない。この本を読むと今の小川さんが どの様にして出来上がったのか?想像できる。大好きな祖父に誘われて眺めた夜の月と天文への興味、ヌルヌルネバネバが好きだ!一風変わった女の子が訊く粘菌の人間らしさ、鮒の解剖を嬉々とこなし開かれた内蔵を美しいと云ってのけて覗く遺体科学・・真実が明らかになる都度存在を無視できなくなるサムシング・グレイト・・創造主は、果たして神と呼ぶべきか・・2013/06/15

Matoka

29
宇宙、鉱物、核とDNA、空中都市spring-8、遺体科学と多岐に渡るテーマのそれぞれのプロに作者がインタビューしに行きまとめた一冊。とても面白かった!2015/08/04

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