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古代メソポタミアの神々―世界最古の「王と神の饗宴」

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784087811803
  • NDC分類 228.1
  • Cコード C0022

内容説明

『エデンの園』『バベルの塔』『ノアの方舟』などの神話を物語る、まさに起源の書!メソポタミアはエジプトと並ぶオリエント文明発祥の地。そこには日本と同じく八百万の神々が住み、王たちとの壮大なドラマが展開されていた。

目次

1 古代メソポタミア文明
2 豊饒神の世界
3 シュメルの神々
4 神となった王たち
5 ジグラト―天と地の礎
6 天上界の覇者マルドゥク神
7 メソポタミア周辺の神々
8 バビロンの新年祭
9 神々の戦い―神助と神罰
10 精霊・悪霊・異形なるものども

著者等紹介

岡田明子[オカダアキコ]
昭和17年生まれ。早稲田大学文学部史学科西洋史卒業、同博士課程修了(論文未提出)、慶応義塾大学文学部哲学科美術史学修士課程修了。昭和63年よりNHK学園「古代オリエント史」講座講師、平成12年より「西洋絵画史入門」講座講師も兼任。日本オリエント学会会員。主要論文に「神殿建築から見たシュメール王権の成立」「シュメールの神々」「エアンナ地区神殿の変遷について」「ウルク・エアンナ・クルラブについて」「ウルク出土のアラバスター製大容器に関する問題点」「ギュスタヴ・ドレの作品の両義性について」ほか

小林登志子[コバヤシトシコ]
昭和24年生まれ。中央大学文学部史学科西洋史専攻卒業、同修士課程修了。昭和60年より財団法人古代オリエント博物館研究員、昭和61年より立正大学文学部講師、昭和63年よりNHK学園「古代オリエント史」講座講師。社団法人日本オリエント学会奨励賞受賞。日本オリエント学会会員。主要論文に「初期王朝期ラガシュ行政経済文書に見られるニンアズ神について」「グデアの『個人の守護神』ニンアズ‐ラガシュ王碑文に見られる支配者達の守護神像の継続性について」ほか。共書に『人物世界史4 東洋編』、『クロニック世界史』
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

16
メソポタミア文明で信仰されていた神々の説明や信仰の形などについて解説。かの地の信仰や語られていた寓話は僕たちにも親しみ深い旧約聖書にも影響を与えているので何の知識もなく読んでもある程度は楽しく読めると思う。神々と人間をリンクさせる王(神官)という存在は古今東西何処でも同じような形だなあ。太古の人間は神々の存在を感じて信じて、畏れ敬い感謝して日々を過ごし生命を終えていく。現代文明に慣れきって何となく生きている甘ったれた自分は読んでいるうちにそんな世界に強烈に憧れてしまった。生きるのではなく生かされている。2016/06/14

びっぐすとん

15
図書館本。「古代オリエント史講座」を受講生には解りやすい本かも知れないが、難しいというより本に流れがなくて読みにくい。面白い話に限って粘土板が破損しててオチが判らないのが悔しい。支配者が変わる度に神様の名前の読み方が変わり、他民族の神と習合されていく。最終的には一神教の神に追いやられる。不死の神も信じる者がいなければ死んだも同じ。年表や地図、神々一覧は便利。これ全部縄文時代だった頃の話。解読出来る文字があればこれだけのことが今でも解るんだなあ。文字の力を感じる。世界共通よりローカルな神様に親近感を感じる。2020/10/28

ちる

2
いろいろな文献を元に丁寧な解説がありがたかった。平易な文章で読みやすい。古代メソポタミア地方の人々の考え方だったり、神々だったり。シュメール、アッカド関連の資料として初学者に優しい本ですね。2013/06/07

ゆずこまめ

1
古代メソポタミアも多神教なので八百万の神に馴染んでいる日本人にも親しみが湧く。大騒ぎする息子に我慢に我慢を重ねた母親が遂にブチ切れる話はなかなかだった。2022/05/01

Koning

1
シュメール物の一般向け良著を出している著者の本。内容はシュメル、バビロニアを中心に神々と王を生き生きと伝えてくれる。三笠宮殿下の序文も楽しい。

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