傭兵ピエール

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傭兵ピエール

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  • サイズ B6判/ページ数 573p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087751963
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

舞台は英仏百年戦争下のフランス。ピエールはフランス王に仕える若き傭兵隊長である。1429年、天下分け目のオルレアンの戦い。戦況はフランス軍に不利だったが、そこに一人の救世主が現れた。ジャンヌ・ダルク。彼女の鼓舞は将兵たちを奮い立たせ、フランス軍は破竹の勢いで反攻していく。しかしパリ攻略の失敗のあとフランス軍は解散、ピエールもジャンヌを残して戦場から退く。2年後、南仏に逗留の彼のもとに、さる貴族からの依頼が舞い込む。それは敵軍に捕らえられ魔女裁判を受けるジャンヌを救出せよというものだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

60
面白かったです。生きるために非道なことを行なっていたピエールの人生がジャンヌ・ダルクとの出会いで変わっていきます。ピエールは非道ながら魅力的でした。ジャンヌ・ダルクを支えたのはまさに愛ですね。人としての弱さと熱い感情を描き切っていると思います。2021/03/18

みさ

7
実在のジャンヌ・ダルクと創作された傭兵のお話。戦争の血生臭さと百年戦争をエッセンスにした恋愛小説なのですが、この話の真髄は中世の男女の意識差とそこがぶつかった時の葛藤なのかなと思う。男が大活躍する戦場と女が大活躍する家庭の二つの価値観がうまく歴史と組み合わされている。面白かった。2023/06/16

ホレイシア

4
好みが分かれるタイプ。私はもういいや。

ぺぽかぼちゃ

3
面白かった。 ジャンヌ・ダルクをささえた傭兵の話。愛について語ってある。佐藤さんの本は、大体天才を凡人が殺すストーリーだが、これもそう。2019/06/01

白城

3
ハードな内容を覚悟していたが、想像とは違って読みやすかった。長いけど。 シンプルに生きていた時代の人々の力強さや明るさ、家族観、死生観なども読んでいる中で感じることができ、良い作品だったと思います。2014/07/25

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