河〈3〉

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  • サイズ A5判/ページ数 633,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784087748895
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

1927年3月、労働者によるゼネストと蜂起の成功もつかのま、4月12日、蒋介石による反共クーデターが勃発、上海は血に染まった。傷ついた「同志」たちが、自らの革命の道をそれぞれに探る中、重夫は、闘うことの意味を問い続ける…。小田文学・思想の未完成交響楽―「自由」の意味を問う全体小説。

著者等紹介

小田実[オダマコト]
1932年6月2日、大阪市福島に生まれる。61年、旅行記『何でも見てやろう』がベストセラーに。65年、のちに「ベトナムに平和を!」市民連合(ベ平連)の名で広く知られるようになるベトナム反戦運動にたずさわり、74年の解散まで、市民運動をリードしていく。その後も市民運動、反戦運動に関わりながら、様々な著作を発表。88年、アジア・アフリカ作家会議で『HIROSHIMA』(81年発表)がロータス賞を受賞。96年、前年の阪神・淡路大震災被災者の補償を求める「市民=議員立法運動」を開始。97年、短編『「アボジ」を踏む』が川端康成文学賞を受賞。2004年、「九条の会」の呼びかけ人に。07年7月30日、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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