斬られ権佐

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087745818
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

好いた惚れたは八丁堀の顔にひとすじ体に八十八の刀傷。おとこ権佐のこころ意気。江戸暮らしの哀と歓。連作時代小説。

著者等紹介

宇江佐真理[ウエザマリ]
1949年、北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学卒業。1995年「幻の声」で第七五回オール読物新人賞を受賞。受賞作を含む連作短編集『幻の声髪結い伊三次捕物余話』(文芸春秋)で一躍注目を集める。2000年『深川恋物語』(集英社)で第二一回吉川英治文学新人賞、2001年『余寒の雪』(実業之日本社)で中山義秀文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さなごん

24
満身創痍な体でお役目かあ。菊井があまり好きではなく。最期が哀しい2015/12/19

ケイプ

17
文句なしの五つ星。やはりいいです、この話。自分の命よりも大切に思えるものに出会って最期までそれを守りました。一緒に生きた時間は短かったかもしれないけれど、その時間が倖せだったからこそ残された者はまた生きてゆけます。涙ボロボロ悲しく切ないお話だけど読んだ後は温かい気持ちになれます。このお話を書いてくれてほんとにありがとう宇江佐さん。2015/12/23

コージー

16
斬られ権佐、最初から最後までカッコ良かった。男の鑑だね。あさみが惚れるわけだ。悲惨な事件が多い中、「流れ灌頂」「赤縄」は権佐の機転の利く判断が光ってた。不幸に成る人が少なくて良かった。やっぱりいいね、宇江佐さん。2017/01/23

くりはら

6
すべてがめでたしめでたし・・・で終わるわけではないのに、どうしてこんなにも安らげる小説なのか、不思議です。人と人とのつながりがこちらにしっかりと伝わってくるからでしょうか・・・登場人物の体温まで感じられる小説です。2010/02/02

オレンジ。

5
「なでしこ御用帖」から読んで「シマッタ」と思ったが、盛んに権佐やあさみの名前が登場して期待が膨らんでいたので、かえってこれで良かったと思う。権佐から人を愛する尊さを学び、あさみからは一人の人を愛し抜く女の心意気のようなものを学んだような気がする。何度も笑わされ、何度も泣かされるという嬉しい予想外れの一冊だった。2014/03/26

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