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救命センター当直日誌―ドクター・ファイル〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087745498
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

危機に瀕した患者をめぐる医療の建前と現実。緊迫のヒューマン・ドキュメント。

目次

破裂
昏睡
解離
切断
遮断
陽性
開胸
暴走
遷延
選択
決断

著者等紹介

浜辺祐一[ハマベユウイチ]
1957年兵庫県生まれ。1981年東京大学医学部卒業。東大病院救急部を経て、国立水戸病院外科に勤務。85年救命救急センター開設と同時に、都立墨東病院へ。現在、救命救急センター部長。専門は救急、外傷外科
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

13
初読。大変勉強になった。誰を安楽にする安楽死なのか、遷延、医療費問題。しかし患者の家族に「何でもっと早く来なかった」とは言えないな…。2013/02/22

神在月

11
96年から99年にかけて小説すばるに連載されたようだ。いまでこそ一般的になったトリアージが初めて日本で導入されたのは阪神淡路大震災の時だと聞いている。この本の最終章にも当時まだ一般には知られていなかったトリアージの考え方が出てくる。今ではドラマ等でも当たり前になった重症と軽傷を分けるトリアージタグとかの丁寧な説明もある。かたや大災害ではなく、日々起こりニュースにもならない交通事故死の中にもドラマがあることを作者は教えてくれる。助けられない患者との接し方等、毎日、命と向き合うERのスタッフに思いを馳せる。2023/12/31

のり

7
極限状態で浮き彫りになってくる家族関係。最善で最良を尽くすとは、どういうことなのか。誰のためなのか。どうしても助からない場合でもいかにその人らしく安らかに往生してもらうか。開胸して心臓マッサージなど、差し迫る状態を想像し続け、読後は緊張が解けて力が抜けました。職務にあたる方々に心から敬意を表します。2017/11/09

うらのプーさん

2
人の死を看取ることは医者にとっても辛いことだけどシビアにならないと一人前の救命センター医師になれないんだなぁ...この本には書いてなかったけど場合によっては遺族から訴えられたりすることもあるのかな?最先端で働いてる人達に敬意です。2017/02/08

shidareyanagi

2
ここに従事する人のことを理解したいと読んだ本。説明がとても分かりやすい。症例もバランス良く、初心者にも親切な本だと素人ながらに感じた。2016/08/11

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