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無境界家族(ファミリー)

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087744460
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

妻テッサ、元・イギリス人、単身在任の大学教授。息子パトリック、元・不登校の天才児。夫ヒロシ、日本人、昔は雑誌の編集者、今じゃ国際博奕打ち。家事と育児を担当しつつ、「好きなことだけをおやんなさい」と自由に任せていても息子は立派に巣立っていって…。本書は単なる子自慢のエッセイではありません。離れ離れで暮らしていても「個」を大切にするポスト核家族のあり方を問いかけた、いくじのない「育児」のススメであり、オーストラリアから私たちに投げかけられた、小気味よい非「日本人論」でもあります。常識破りのエッセイを引っ提げて異色大型台風、日本上陸。

目次

ヒレカツがぽろりと落ちた
楽しいことになりそうだ
遊びをせんとや生まれけむ
天に星、地に花、握りめしにタクアン
ひとまず魚料理屋を攻めてみよう
ハーフじゃないよダブルだよ
そこに存在するということ
やめることにした
数学者などになってはいけない
本家「非国民」の日本国国歌案
行ッテコハガラナクテモイイトイヒ
「左尻の思想」について
いつの日か微笑まん

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

彩也

0
「家族自慢」である。しかし、妻大学教授(40代半ばにして学長職の誘いがくる)、息子天才(15歳で大学生。しかも名門。数学が専門だが、14歳でデリダを読む)、夫で父の著者は賭博師兼主夫、という三人合わせてIQはいくつだ!な尋常じゃない家族のため、口をぽかんと開けて自慢に聞き入るしかない。家族の話以外に、〈無境界〉の人から見た〈境界にとらわれる不自由〉も指摘する。その不自由は、主に弱い立場の人間に降りかかる。まあ、大学院生で息子を産んだ妻に「7年間だけあなたにあげます」と言えた著者は凄い人だわ。2012/10/29

aki

0
旦那さんは賭博師、奥さんは学者、息子は天才というオモシロ家族の話。その他、ナショナリズムについて長々と。目からウロコな部分が多く、痛快に読み進めることができた。特に息子さんが日本の教育システムの中で育ったら、14歳で大学合格することもなかっただろうと強く確信した。それだけ閉塞感たっぷりなんだよな、日本の教育システムって。2012/08/31

チタカアオイ

0
【図書館】2020/10/30

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