内容説明
怪しい笑いが新たな不気味な笑いを呼ぶ9編からなる作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
high
99
[15-278-136]短編9作品(①鬱積電車 ②おっかけバアさん ③一徹おやじ ④逆転同窓会 ⑤超たぬき理論 ⑥無人島大相撲中継 ⑦しかばね台分譲住宅 ⑧あるジーサンに線香を ⑨動物家族) サラッと読める、苦笑い的な作品です。お気に入りは『あるジーサン…』。本家の『アルジャーノンに花束を』を思い出せたので^^;2015/11/16
takaC
71
9篇とも最初の一文メモ集から漏れてたので再読。家のどこかにある文庫は一度しか読んだことないのに単行本は今回が三回目だった。2017/03/03
takaC
64
薄いのであっという間に読み終わる。「×笑小説」系では一番面白いような気もする。2011/09/12
とも
56
★★★✩往年の筒井康隆のブラックジョークを醸し出す作品。なかでも「鬱積電車」には大爆笑。東野圭吾の巾の深さには驚かされる。2015/10/20
いちろく
50
初めて読む笑小説シリーズ。東野圭吾さんが、清水義範さんの様なブラックユーモア溢れる小説を書いているとは、、、見逃していました。なんて勿体ない事をしていたのだろう。好みが別れると思うけれど私は大好物。星一徹が元ネタの一徹オヤジ、アルジャーノンに花束をが元ネタのあるジーサンに線香を、が特に好き。冗談を冗談と理解できる人向けの作品は、人を選ぶけれどタマラナイです。正直、自分の中で当たりハズレが激しい東野さんの作品ですが、このシリーズは続けて読みたい。2017/02/01