アウシュヴィッツの図書係

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アウシュヴィッツの図書係

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  • サイズ B6判/ページ数 445p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087734874
  • NDC分類 963
  • Cコード C0097

出版社内容情報

1944年、アウシュヴィッツ強制収容所に作られた秘密の図書館。本の所持が禁じられているなか、図書係をつとめる十四歳のユダヤ人少女ディタは、命がけで本を隠し持つ。実話に基づいた感涙必至の大作!




アントニオ・G・イトゥルベ[アントニオジーイトゥルベ]

小原 京子[オバラキョウコ]

内容説明

アウシュヴィッツ強制収容所に、囚人たちによってひっそりと作られた“学校”。ここには8冊だけの秘密の“図書館”がある。その図書係に指名されたのは14歳の少女ディタ。本の所持が禁じられているなか、少女は命の危険も顧みず、服の下に本を隠し持つ。収容所という地獄にあって、ディタは屈することなく、生きる意欲、読書する意欲を失わない。その懸命な姿を通じて、本が与えてくれる“生きる力”をもう一度信じたくなる、感涙必至の大作!

著者等紹介

イトゥルベ,アントニオ・G.[イトゥルベ,アントニオG.] [Iturbe,Antonio G.]
1967年スペインのサラゴサ生まれ。文化ジャーナリズムに携わって20年になる。日刊紙「エル・ペリオディコ」のテレビガイドのコーディネーター、映画雑誌「ファンタスティック・マガジン」の編集者などをつとめる

小原京子[オバラキョウコ]
翻訳家・エッセイスト。山口県出身。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。在京スペイン大使館で23年間、翻訳官、文化広報担当として、日本におけるスペイン文化の普及・啓蒙に携わる。イサベル女王勲章オフィシャル十字型章を受章。ベネズエラ、コスタリカを経て、現在スペイン・マドリード在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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紅はこべ

272
本好き、図書館ユーザーとして大感動した『図書館愛書家の楽園』からこんな素晴らしい作品が生まれるとは。『華氏451度』も連想。『本泥棒』にも通じる。戦後生まれの、しかもドイツ以外の作家が小説という形でナチスやアウシュヴィッツを語り伝えようとしている。本を読む喜びを知らない日本の為政者ツートップには理解できないだろうな。子供達はどんな状況に置かれても物語が本が好き。ディタとマルギットはアンネとリースみたい。2018/05/25

ナイスネイチャ

221
図書館本。アウシュビッツ収容所でたった8冊の本を隠し持ち凄惨な状況の中、図書係に任命された少女ディタ。本に小さな希望を見つけ生きていく。パンと水で生きることは可能だが人は文化というものも必要な動物である事を再認識致しました。また本ではなく語り継ぐ人、聞き入れる人が大事なことも。2016/10/13

星落秋風五丈原

215
あの有名なアンネ・フランクですら一瞬物語を通り過ぎていく存在に過ぎない。その代わり著者はまるでその場に居合わせたかのように、収容所内の「記憶に残らなかった人と出来事」を次々と掘り起こしていく。夫と離れて不安に駆られながら、懸命に収容所内の子供達を励ます母親、ユダヤ人の娘と恋をして苦悩する若者、レジスタンスに希望を繋ぐ青年、そして秘密を抱える若きリーダー、フレディ・ヒルシュ…困難な時代において、夢や読書や希望、目に見えないものがどれほど人々を勇気づける存在であるか、読書に関する数々の言葉と共に伝わってくる。2016/07/30

とろこ

171
実話を元に書かれた長編。生きていることが奇跡と思えるほど、過酷な環境のアウシュビッツ。恐怖と絶望、疑心暗鬼が蔓延する中、一つの区画には、秘密の学校と図書館があった。いつ処刑されるかも分からない中で、禁止されている読書や勉強をする意味があるのか、と考える人もいるかもしれない。しかし、極限状態だったからこそ、彼ら・彼女らには物語が必要だったのだと思う。ページを開けば、家族や仲間が惨殺され、食事もほぼないという現実から、あらゆる呪縛から逃れて、自由に生きられたのだから。目を背けたくなる描写もあるが、是非一読を。2017/05/13

まさ

169
アウシュヴィッツ収容所での悲惨で過酷な日々を生き延びた少女ディタを中心とした話。 実話を元にした話だが、現実も悪夢のような日々だったのだろう。そんな中、"図書館"の8冊の本を通して人としての時間を持つことができるのだから、知ること・考えることの力は偉大だ。 読みながら辛くなったけど、読み切ってよかった。2017/09/18

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