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ライス回顧録―ホワイトハウス激動の2920日

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  • サイズ A5判/ページ数 681p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784087734836
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0098

出版社内容情報

発足後まもなく、9・11テロに見舞われたジョージ・W・ブッシュ政権において、国家安全保障問題担当大統領補佐官、国務長官を歴任した著者が、8年間をつぶさに振り返る。(解説/手嶋龍一)

内容説明

コンドリーザ・ライスは本書においてイラン、北朝鮮、リビアなどの情勢が混沌の中に陥っていくプロセスの舞台裏を明かしている。同時に、危機管理の調整役としての自分の役割についても語り、緊迫した関係の国々を交渉のテーブルにつかせるために日夜奮闘した日々を振り返る。まるで、世界の機密外交の交渉の現場を体感できるような臨場感にあふれている。

目次

時間が途切れる前
実直な仲介者
政策に着手する
中東
ウラジーミル・プーチン
「アメリカが攻撃されている」
戦争計画の始まり
テロとの戦いと国内戦線
南アジアの核問題
二国家解決〔ほか〕

著者等紹介

ライス,コンドリーザ[ライス,コンドリーザ] [Rice,Condoleezza]
1954年、アラバマ州バーミングハム生まれ。81年、デンバー大学で政治学の博士号を取得。同年、スタンフォード大学の助教授に就任、87年に准教授に就任。89年から91年まで、ジョージ・H・W・ブッシュ政権で国家安全保障会議東欧ソ連部長を務めた。91年、スタンフォード大学に戻り、93年教授に昇進。2001年、ジョージ・W・ブッシュ政権において、女性初の国家安全保障担当大統領補佐官に就任。2005年、2期目の同政権では、黒人女性初の国務長官に就任。2009年、退任後はスタンフォード大学に復帰している

福井昌子[フクイショウコ]
翻訳家。立教大学法学部卒

波多野理彩子[ハタノリサコ]
英語翻訳家。一橋大学社会学部卒。国際ニュース誌の翻訳なども手がける

宮崎真紀[ミヤザキマキ]
英米文学、スペイン語文学翻訳家。東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒

三谷武司[ミタニタケシ]
翻訳家。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。新潟大学人文学部助教授等を経て、東京大学大学院情報学環准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

10
これだけの日数のできごとを書いているだけでものすごく頭のいい人だと思います。なぜそのような人がブッシュ大統領のサポートをしたのかがわかります。ネオコンの副大統領とはやはり一線を画していたようですが押し切られてしまっていく様子が書かれています。これだけ赤裸々に書いているのはほかの政治家の自伝などには見られないと思いました。2013/11/25

K

7
実に興味深かった。それほど自己弁護に走るでもなく、淡々と執筆している印象を受けた。私はブッシュ政権を是としないが、それでも危機的状況で次々と策を見出していくコンディさんの強靭な精神力に感服する。また相手が誰でも(サウジやロシア、イラク、イスラエル…)言うべき時に言うべきことをバシッと言える彼女の明晰さが、国際社会を救った場面があったのかな。「日本の予測不可能な友人である麻生太郎」とか「世界最悪の官僚組織」(である国連)等々、言い得て妙、な表現も多かった。日本の政治家も執筆という形で責任取れば?と思う。2014/07/01

むとうさん

7
ブッシュ政権を「支えた」人と言えば、ラムズフェルド(ドン)とこの人。ドンが途中で国防長官を辞めていることなどもあり、もうブッシュその2と言ってもいいくらい、ライス=ブッシュ政権であることがよくわかる。9.11から始まりイラク、パレスチナ、北朝鮮…とめまぐるしいくらい舞台が変わるのだが、興味深いのはアフガニスタンが意外と出てこないこと。国務長官の仕事では管轄外なのか、それともイメージよりは安定していたのか?小泉首相に対する高評価と、その後の日本に対する失望がよく伝わるのは残念。良くも悪くもアメリカ的なのね。2014/05/06

koji

6
上下2段組681頁の大著。GW期間中10日間かけてじっくり読み堪能しました。ライス女史を支えたのは、使命感と忠誠心、そして「NO/HIGHER/HONOR」というプライドです。本書から学んだことは2点。1点は、ライス女史の次から次に襲う困難な状況のもとで判断を下していく「思考力・行動力」。即ちどんな手強い国でも腹芸をせずアメリカ民主主義を信奉する強い信念と明晰な論理力で突破していこうとする「強さ」です。もう1点は、米国外交の現実は私の認識を遥かに超えていたこと。クリミア始め世界政治を見る目が変わりました。2014/05/10

sasha

6
子ブッシュ政権の8年間は、本当に激動だったんだなぁ。9.11から始まる泥沼の戦争状態、イラク政策の大失敗だけじゃないものな。政権中枢にいた人の証言は貴重だ。アメリカ視点での描写なのは仕方ないが、日本人視点で読んでいるとやっぱりアメリカは世界をアメリ化したいんだよな。子ブッシュの良き家庭教師だったライスさん、今は再び研究者生活を送っているんだよね。2013/09/16

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