赤い楯―ロスチャイルドの謎〈下〉

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 p507/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784087728170
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0095

内容説明

全世界のジャーナリズムと諜報機関を育てた集団が、じつは同じ系譜にまとまる一族であったため、欧米のジャーナリズムはひとつのタブーを避け事件を報道し、歴史を記録してきたという重大な疑惑がある。ヘップバーン、グレイス・ケリー、バルドー…。華麗な映画界の裏にみえるスターの素顔。湾岸戦争に踏みきったベーカー国務長官の素姓と多国籍軍を組織したイスラエル人脈とは?現在もなお金融支配のもとで進行する数々の政治的策謀を明らかにする3000枚におよぶ大調査。経営者・サラリーマン・学生にとって必読の書。

目次

第3章 芸術の都パリの下水道(フランスの支配者“二百家族”;地中海クラブ;『地獄の黙示録』;オードリー・ヘップバーンの謎;キュリー夫人のパトロン;カナダの夕陽;バチカンのゴッドファーザー;悪魔の詩;ベルリンは燃えているか;スイス銀行の金庫;王者ロスチャイルド)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山口透析鉄

29
まぁロスチャイルドに限った話ではありませんが、戦時国債を買ったり、は連中にとっては投資そのもので、別に戦死者その他がどれだけ出ようが知ったこっちゃない、というのは今に至るまで、グローバル資本には徹底されているのでは?としか思えないです。(坂の上の雲、私も一応、読みましたが、戦費調達や戦地で巻き込まれた地元の人間に対する見方等、全く出てこないんで、残念ながら産経新聞出身では……と思いました) 反ユダヤ主義に直結するのでは?という懸念もわきそうな本かも知れませんが、読んでほしい大著ですね。1991/12/07

デビっちん

17
ロスチャイルド家の細胞が地球を動かしてきた。上巻に引き続き、秘密結社、芸能、原子力、報道等々、どこまでロスチャイルド家の力が及んでいるんですか?と。最初はワクワクしていましたが、後半は少々ウンザリさせられるほどでした。複雑な関係性は、グループごとに図にまとめることで驚くほどスッキリします。さらにそれらを重ね合わせると、新たな関係性が浮き彫りになってくるのです。美味しいモノが好きで血色の良い者が集まっていたら、それはロスチャイルド家が背後にいるのかもしれません。特に、ビーフステーキが好きだったりしたら……。2016/06/14

coolflat

10
下巻では、フランスの植民地政策(アルジェリア、インドシナ)とロスチャイルド(五男ジェームズ)の果たした役割が主。またロスチャイルドとフリーメーソンの関係、航海王オナシスとケネディ家、ベルギー領コンゴ(アンパン男爵)とロスチャイルドのウランカルテル、ネッスル、ユニリーヴァと原子力産業との関係。スペイン、イタリア(アニエリ家)とロスチャイルドの関係。ロスチャイルドの報道支配、独裁者、犯罪組織の資金が集まるスイス銀行、世界のアングラマネーが集まるモナコ、リヒテンシュタインなど、これらは原子力人脈の縮図とも言える2015/10/13

Jiemon

5
仏が原子力大国となった理由が書かれている。キュリー夫人が発見した放射線物質に、鉱山を持つロスチャイルド家の利権が絡み、官民挙げて原子力という分野へ投資し誘導した結果とのこと。アラブとイスラエルの構造では「ロスチャイルド財閥」がユダヤ人とイスラエルとシェルとBPを支配し、「アラブ石油財閥」がアラブ人と回教徒を支配している。夫々が相互に売り手と買い手としてお互いのビジネスを成立させている。アラブ石油財閥が夫々の産油国で独裁者として振舞う専制政治の方がロス財閥にとっても都合が良いためアラブの民衆は無視される。 2017/02/08

酔うた

3
歴史観の改変を余儀なくされる大著で、その意味ではこれ以上のものを読んだことはない。大英博物館を何度か訪れたとき感じた違和感が、今、腑に落ちた。フランス革命の「自由」やイギリスの民主主義の違和感も同様である。その違和感を支えて余りある内実がちゃんと存在していたことを教えられた。「善人とはお金儲けができない人で、お金儲けができない人が善人になっている」と著者は述べる。お金持ちになるには戦争が一番、その持続可能の必要条件が善人面(≠善人)とは・・・悲しい地球(西洋近代文明)の物語である。2017/11/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/369933
  • ご注意事項