人生の道しるべ

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人生の道しるべ

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  • サイズ B6判/ページ数 151p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087716238
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

宮本輝と吉本ばなな。世代も作風も異なるふたりの作家の共通点は、「誰かの人生の救いになる小説」を第一義に作品を書き続けていること。創作・家族・人間関係・生と死──思索が詰まった珠玉の対談集。

内容説明

「幸せ」を見つける、知恵の対話。人間関係のヒント、創作の作法、家族と結婚、健康、死生観…ふたりの作家の思索が詰まった、珠玉の対話集。文芸WEBサイト「RENZABURO」で3年にわたって続けられた対話をまとめた一冊。

目次

第1章 作家の資質
第2章 人間の成長とは
第3章 人生の達人
第4章 父として、母として
第5章 心と体を健やかに
第6章 「死」はいつも身近にある
第7章 生きること、書くこと

著者等紹介

宮本輝[ミヤモトテル]
1947年兵庫県生まれ。広告代理店勤務を経て、執筆活動へ。77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。著作に『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞文学部門)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)など

吉本ばなな[ヨシモトバナナ]
1964年東京都生まれ。87年「キッチン」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。88年「ムーンライト・シャドウ」で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』でで山本周五郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

105
宮本輝氏と吉本ばななさんの対談。どちらかと言うと、対談集は苦手なのだがこれは良い!真摯にゆったりと私の周りの空気が漂う感じで読了した。これは、このお二人の交流がそのまま本になったのだろう。自然な感じがする対話だと思った。宮本作家には、どうしても『流転の海』の完結編を心待ちにしていることを伝えたい!!2015/12/16

starbro

97
11月の1冊目はこちらです。両者とも好きな作家で異色の組合せのため、興味を持ち手に取りました。やはり年の功でしょうか、宮本輝のエピソードの方が面白かったです。特に手製のドスと無修正のPLAY BOY(雑誌)を交換した話(笑)また宮本輝の愛読書が「赤毛のアン」というのは大変意外でした。吉本ばななは、私よりも若いと思っていたのですが、一つお姉さんであることが判明しました!2015/11/01

はたっぴ

84
私の両親は宮本さんの小説が好きだ。特に亡くなった父は作品を読むたびにしみじみと感想を語っていたものだ。「作家は庭の花を差し出すようなもの。人の裏側やネガティブな部分を何の加工もなく醜いままに書いた本を買ってもらおうと思わない。」という言葉に宮本さんの作家魂を感じた。恐らく父はその魂に深く共感したのだろう。若いときにパニック障害を患い、長い間苦しんだという宮本さん。ばななさんとの対談集は、ばななさんが聞き役に回るような形ではあったが、お二人の小説に対する熱い気持ちが込められた充実の一冊だった。2016/01/31

Mumiu

73
だいすきなおふたりの対談集。ネスカフェのCMに出てらした宮本輝さんのイケメンぷりにため息をつき、ばななさんの新刊が出るたび欠かさず買っていた日々を思い出す。宮本輝さんがたいへんな思いをされて文筆の道に入られたこと、からだを悪くされる寸前だったこと。ばななさんが物語に込める想いと、精力的に飛び回っている現在。おふたりの物語に惹かれるわたし。いろいろ納得がいきました。2016/02/19

かりさ

72
宮本輝さんと吉本ばななさんの対談集。とても良かったです。折しも自身の身体のことや子供のことなどで気持ちが張り詰め、思い悩んでいた只中でした。お二人の長い交流の繋がりがあるからこそ交わす言葉ひとつひとつが優しくて、深くて、重みがあって、人間大いに失敗し悩むことこそ成長なのだ、と勉強になりました。輝さんの『錦繍』(大好きな作品)、『優駿』を書いた頃のこと、毎年必ず読むという作品たちを知れたのも収穫でした。そして「男の子の突飛な行動力」に妙に納得したり笑。私は毎年読みたい本をこの本にしたいくらい素敵でした。2015/11/28

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