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富士山噴火

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  • サイズ B6判/ページ数 484p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087716184
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

元陸自のパイロット・新居見充は平成南海トラフ大地震で家族を亡くした喪失感とともに生きていた。が、迫り来る富士山の噴火に、御殿場市と自衛隊を巻き込んだ全住民避難に動き出す……!

内容説明

元陸自のヘリパイロット・新居見充は3年前の平成南海トラフ大震災の際に妻と息子を失った。たったひとり残った家族―東京で医師として働く娘とは絶縁状態。今は御殿場の養護老人ホームで働きながら喪失と悔恨の念に苦しんでいる。ある日、旧友の静岡日報の記者・草加が「富士山の噴火が近い」という情報を得る。「御殿場市は、全市民の避難が必要になる!」古巣の自衛隊、消防や警察などを巻き込んで、新居見が中心となった避難計画が動き出す―。噴火予測年は2014年±5年、想定死者数最大1万3千人、被害総額2兆5千億円ともいわれる、直近かつ最大の危機に真っ向から挑むとともに、父と娘の絆の再生を描き出す、感動のノンストップ防災サバイバル・エンタテインメント!

著者等紹介

高嶋哲夫[タカシマテツオ]
1949年岡山県玉野市生まれ。慶應義塾大学工学部卒業、同大学院修士課程修了。日本原子力研究所研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。79年、日本原子力学会技術賞を受賞。94年「メルトダウン」で第1回小説現代推理新人賞を受賞。99年「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yunemo

94
著者独特のリアル感、に引き込まれます。でも、状況設定に若干の無理が感じられての違和感も残ります。富士山噴火にだけ特化していれば、主人公をここまでスーパーマン化しなくても、との想いも。噴火に至るまでの細部の記し方に、自身のほうがゾクゾク感、手に汗握らさせられました。縦糸に噴火、横糸に父娘愛、を表現したがために、ここに至る時間軸に無理が生じてます。日本人は、間違いなく活火山の上に住んでいるんだ、との実感、でも現実にどう備えればいいんだろう、との迷い。著者からの投げかけに、自身はどう対処していけばいいの? 2015/09/12

ゆみねこ

75
いざ大災害に直面した時に、私たちはどういう行動を取ればいいのか?噴火の予知は地震よりも精度が高いと聞きます。この本は富士山の噴火が現実に起こったという視点で描かれていてかなりリアルでした。いつ起きても不思議ではないのに、「今まで平気だったんだから大丈夫」と言うのが大半の日本人ですから…。災害の時に本当に頼りがいがあるのは、やっぱり自衛隊かって思いました。2015/11/29

Satomi

74
富士山は活火山。噴火の予測はある程度出来る。一見するといつもと変わらない富士山、専門家は避難しろという…。噴火するという確証などない…なんら変わらない日々の生活を捨て避難する判断を私は出来るだろうか!?兆候が現れ始めてからではもう遅い、火山灰で首都機能は麻痺、避難方法も避難場所も制限される。私は誰のどの言葉を信じて行動するんだろう…。幾度となく噴火を繰り返し長い長い時を経て今の美しい富士山を眼にしている…なんて刹那的なんだろう。2015/11/21

ちょろこ

72
いつ何が起こってもおかしくない…の一冊。数ある自然災害、もしも富士山が噴火したら…東と西で分断される状況、パニックになる周辺の描写に改めて、いつ何が起こってもおかしくない自然災害への日頃の備え、訓練の重要さを感じずにはいられなかった。そして何より重要なのが誰が指揮をとり、とっさの判断をするか…今小説は市長がかなり冷静に判断、指揮をとっていたのが印象的。それに対して政府は…やっぱり…だった。2016/01/21

ポチ

66
富士山が噴火したらどうなるのだろう⁈被害情況や規模など気になったので読みました。初期段階での利権、責任問題、パニックなどを考慮して曖昧な情報が錯綜する中、真実を見極める事は難しいですね。おろおろするだけで何も出来ないかも知れないなぁ。2017/11/05

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