出版社内容情報
28歳の倫子は結婚を意識し始めていた。卵子老化の話題も気になっている。兄が結婚し、会社の同僚の花蓮が結婚するなか、結婚に結びつかない関係しかなかった倫子はついに具体的に動くことを決意する。
内容説明
誰もが陥りがちな「誤った結婚観」―。不安とためらい、揺れる心情を、冴えわたる筆致で描いた傑作長編小説。
著者等紹介
橋本治[ハシモトオサム]
1948年東京都生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。1977年「桃尻娘」(小説現代新人賞佳作)で作家デビュー。1996年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、2005年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、2008年『双調平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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