別れの挨拶

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別れの挨拶

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  • サイズ B6判/ページ数 331p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087715279
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

吉行淳之介、谷沢永一を批評し、吉田秀和を悼む。コンラッド、ナボコフから朝吹真理子までを書評する。2010年から2012年までに書かれた、批評、エッセイ、書評、挨拶をまとめた、追悼の書。

内容説明

文学の楽しみ、読書の快楽があふれる最後の“新刊”。残された批評+エッセイ+書評+挨拶を集成した追悼の書。

目次

1 批評と追悼(英国人はなぜ皇太子を小説に書かないか;十九世紀と文学と遊び心 ほか)
2 王朝和歌を読む(ふじのけぶり;別離歌二首 ほか)
3 日本語、そして男の小説(わたしの「歴史的かなづかひ」;タヒラナリ ほか)
4 書評15篇(三ページの書評欄の二十年;傑作となるべきだつた野心作―ウラジミール・ナボコフ『賜物』 ほか)
5 最後の挨拶(音楽の歴史をダイナミックにとらへる―梅津時比古さん『フェルメールの楽器』日本記者クラブ賞受賞を祝ふ会での挨拶;新しい問題に挑む知的な人間―瀬戸川猛資さんを偲ぶ会十三回忌での挨拶 ほか)

著者等紹介

丸谷才一[マルヤサイイチ]
1925年、山形県鶴岡生れ。1967年『笹まくら』で河出文化賞、68年「年の残り」で芥川賞、72年『たった一人の反乱』で谷崎潤一郎賞、74年『後鳥羽院』で読売文学賞、85年『忠臣蔵とは何か』で野間文芸賞、88年「樹影譚」で川端康成文学賞、90年『光る源氏の物語』(大野晋との共著)で芸術選奨、91年『横しぐれ』の英訳でイギリスのインディペンデント外国小説賞特別賞、99年『新々百人一首』で大佛次郎賞、2001年菊池寛賞、2003年『輝く日の宮』で泉鏡花文学賞と朝日賞、2010年『若い藝術家の肖像』(ジェイムズ・ジョイス)の翻訳で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

55
とても頭がよく、本当に文学が好きでよく勉強されていると感服。自分の知識の浅さのために理解しきれない所が多々あり。難解な批評に混じり、新宿鮫が手放しで誉められている。鹿島茂の「セーラー服とエッフェル塔」は読みたくなった。小澤征爾と村上春樹の対談には、彼らへの愛が溢れていて、春樹氏が『文学案内』で丸谷氏について書いたことへの感想をたずねたくなった。小林秀雄には辛口だ。『太陽の季節』がどう日本文学を変えたと言うのかさらに知りたいところ。最終章の「挨拶文」、本当に唸るほどうまい。2014/02/12

KAZOO

51
最後のあいさつという題名からエッセイを予想したのですが、文芸批評を中心にした書評集でした。ほかのメディアで読んだものもあるのですが1冊にまとまって読んでみるとまた丸谷さん独特の考え方などがよくわかる気がしました。音楽や絵画などにも興味を記された痕跡がよくわかります。2014/12/17

どんぐり

51
絶筆は、桐朋学園音楽家60周年記念コンサート・祝賀会での挨拶「わが青春の一ページ」。このあいさつ文の草稿を書きあげた直後、丸谷さんは不整脈で倒れた。2012年10月のことである。本書は丸谷さんの死後に編集刊行される最後の文集である。文藝時評がほとんどを占め、最後にスピーチ用の草稿が収録されている。自身50パーセントが小説家で50パーセントが批評家だというが、100%小説家に専心して、文学作品をもっと遺してほしかったな。享年87歳、本を前に合掌。2014/10/28

たびねこ

15
取り上げているのは、一時代前のいわゆる文豪・大御所たちの営みですが、かと言って古びた感じはしない。そのへんの雑文家の語り口と違って隙がなくしっかり組み立てられた文章とレトリックは新鮮にさえ感じる。繰り出される知の素材もズッシリ重く深い。ページをめくる手が止まったのは、「末期の眼と歩哨の眼」、吉行淳之介を評した「好色と退屈」、谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のをんな」あたり。2014/04/13

モモのすけ

14
「わたしの言ふ歴史的仮名づかひとは、大和ことば(本来の日本語)の表記を本来の表記のままでおこなふことである。このほうが論理的で、頭にはいりやすい」「動詞アフグ(扇ぐ)がアオグになり、名詞アフギがオウギになつたとき、アフグ、アフギの関係は不明になり、日本語はそれだけぼんやりした構造、乱雑な仕組に変つたのである」2014/12/30

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