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大きな約束

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087712810
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

マゴの名は風太。『岳物語』から25年、シーナついにじぃじぃとなる。

目次

こんちくしょうめ
風に揺れる樹
用意は?できてます!
ふたつの島で
花のまつり
回流していく時間
「ブチクン」への旅
山の上の家
熱風の下
きのこ街道
冬の風

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

33
初読。旅行記に近い私小説。岳物語の岳くんがパパになってさらにアメリカ暮らしとは。2013/05/04

ichi

26
【図書館本】『岳物語』『続岳物語』の続きで、岳くんはその後、結婚し風太くん、海ちゃんの二人の子供を授かります。サンフランシスコにいて、定期的に椎名さんのところに孫の風太くんが電話かけてくるところはほのぼのでした。前2作でのパワフルなストーリーがなかったので、なんか物足りない感じでした。次作の『続大きな約束』も読む予定。2015/03/21

SOHSA

22
《図書館本》「春画」に続き読了。日々の繰り返しは、暮らしに大きな変化を生まないように見えつつ実は時間の流れとともに確実に変わっていく。作者自身も家族もその周囲も景色も。時の移ろいは止めることも遡ることもできない。人はただその時々をそのままに生き、見送るだけだ。作者の大きな約束とは何だったのだろう。読み手の眼前には、まだはっきりとは示されない。「岳物語」で、あれほど溌溂としていた作者自身にも鬱蒼とした影が見え隠れする。このままでは終われない。孫の風太くんのあどけなさが、作者にも読み手にもささやかな救いだ。2023/02/18

Matoka

13
孫の風太君とのやり取りが微笑ましい。「じいじい」とサンフランシスコからかかってくる電話を逃さないように子機を握りしめて屋上に行くとか。辛い辣油をたっぷり入れたお蕎麦を食べてみたくなりました。2015/05/10

がいむ

12
家族が読んでいたので久しぶりにシーナさん!「なんにもおきない小説」とあとがきで書いているが、日常を書き綴った散文。『岳物語』は息子が生まれた時に買ったなあ、あこがれでした!もうお孫さんがいて、じいじいの声で電話する場面がほのぼのです。還暦を過ぎ悲しいエピソードも出てくるのだけど、やはりエネルギッシュで奔放でユーモラス!新宿の居酒屋、沖縄の食堂、家で作る料理なども豪快でおいしそう!繊細な若者の本を読んだばかりなので、なおいっそうパワーを感じ元気になりました。いつまでも書いていて欲しい。2010/08/28

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