パリの詐欺師たち

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087712148
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

離婚成立―学校から前借りをして先生が出かけた先はパリ。そこに出現した希代の食通…だが、この男少し怪しい。まとわりつく男から先生は逃れられるか(『パリの詐欺師たち』)。蛙嫌いと蛙大好きの二人。博物学的好奇心と食欲と飲欲に、歴史の記憶が絡む台湾の旅(『蛙恐怖症』)。パリ、台湾―愉快な旅小説二編。

著者等紹介

奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
1944年3月6日、大阪市生まれ。東京大学仏文科卒業、同大学院修了。『虫の宇宙誌』で読売文学賞、『楽しき熱帯』でサントリー学芸賞を受賞。虫を題材とした随筆をはじめ、格調ある文章の評価は高い。『完訳ファーブル昆虫記』に取り組み、現在第5巻まで刊行。埼玉大学フランス文学科教授。日本昆虫協会会長を務める。ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

2
何か忘れたが、「おもしろい本・・」という書評を読んで購入。途中何度も退屈を感じながら読了。パリと台湾の旅小説。 著者の経歴を拝見すると。 東京大学仏文科卒、昆虫にも精通していて、多くの著作がある由。 さて、本作はエッセイ風でもあり、小説とも言える・・、おもしろければどっちでもいいのですが。途中笑ってしまう場面などはありましたが、とにかく退屈でした。   おすすめ度:▲☆☆2012/10/11

tsuna5

2
シリーズ物のなのかな?小粋な世界かと思いきや かなり独特な世界です 奥付の著者紹介であぁなるほどです 装丁とタイトルの小粋さにひっかかりました 小粋かどうかは価値観によりますが、マニアックで面白いかも2010/11/27

wasabi

1
主人公を奥山先生に仕立て、小説とはいえ限りなく自伝小説のようだ。パリと台湾への旅行経験をもとに、そこで係わった胡散臭い連中との掛け合いが物語として描かれる。2010/12/07

niko

1
現代版村田エフェンディ滞土録みたいな。旅行記の楽しさはもちろん、色々な蘊蓄や小話で刺激される知識欲、ひょうひょうとした語り口とテンポの良さで読み易い。奥山先生が何だか可愛らしい。2012/08/27

ワッピー

1
かなりショッキングな場面でも笑ってしまう絶妙な距離感の語り口。余裕綽々の先生でも「ラナ」だけはダメなのであった。2010/07/15

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