出版社内容情報
児玉清氏、堂場瞬一氏ほか絶賛のサスペンス
エドガー賞受賞作家の大好評シリーズ第2弾。心理学的剖検で死の背景を探る精神科医ジョー・ベケットは、記憶障害の「感染」を食い止めようと、その原因を知る男を追う。解説は村上貴史氏。
内容説明
飛行機内で暴れる男の対応を要請された精神科医のジョー・ベケット。男は記憶に障害を負っていた。ジョーは死者の心理学剖検と同様の手法で、彼の失われた記憶をたどろうとするが、男はある使命に駆られて病院から逃げ出す。一方、同じ飛行機に乗り合わせた者が次々と記憶障害を起こし、死んでいく。一体なぜ?男を探し出し原因を断つためのカウントダウンが始まった。大好評のサスペンス・シリーズ。
著者等紹介
ガーディナー,メグ[ガーディナー,メグ][Gardiner,Meg]
アメリカ・カリフォルニア州出身。スタンフォード・ロー・スクールを卒業し弁護士として働いた後、カリフォルニア大学サンタバーバラ校でクリエイティブ・ライティングを教える。2009年にエドガー賞最優秀ペーパーバック賞を受賞。現在は家族とともにイギリスに住み、執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
21
1作目を完璧に思い出せない(>_<)2作目の今作は、ちと残念なり、何か雑な感じでした。心理検死官としての行動ってあったかしら?5分しか記憶が保持できない状況になったらどうしましょ(^^;そちらに気が行ってたのも楽しめなかった要因かも。次作は、どうしようかなぁ。2019/03/22
ほちょこ
20
5分前の記憶がなくなる!もう犯罪者的にはどうにもこうにも先に進まないジレンマ、そしてそれを手探りで追いかける警察と心理検死官ジョー。それだけでもハラハラものなのに、さらに後半の「まさかコイツが!?」的な犯人の登場で、読了までに疲労。隣人の変なヤツと彼のペットのおサルがちょっとホッと一息。2017/01/09
siva
12
もうちょっとなんとかなりそうなあらすじなんだけども。前向性健忘って大変そうだ。毎日毎日記憶がリセットなんて辛すぎる。2015/04/22
Betty
9
シリーズ第二弾。心理検死官ならではの見どころは薄いんじゃないかな?結局、精神科医が捜査を進めちゃっている感じ?出だしの部分で子どもと犬が拉致され最後まで引っ張ります。謎の「脳障害を起こす細菌」「爆弾」「感染の危機」を織り込んで大きな話に展開します。タイムリミットもあるしスピード感もたっぷりです。ロマンスも少々。ラストの締め方も印象深く残りそう。2012/02/01
しゃお
5
焦点が絞られているせいもあってかスピィーディで怒涛の展開はまさにジェットコースター的なエンタメ・サスペンス。シリーズ一作目よりも格段に楽しめたけれど、一作目同様に主人公の職業である心理検死官という設定はあまりというか、殆ど活かされていないのが残念なところ。それにしてもイアンの決断に・・・涙。2013/04/28