内容説明
スザンナはニューヨーク育ちの16歳。母親の再婚にともない、カリフォルニア州の古い町カーメルに引っ越してきた。新しい学校での1日目、ふられた彼への未練を断ち切れない美少女幽霊が、スザンナに憎しみを爆発させる。ぶん殴るパンチぐらいじゃ、あの世に帰ってくれそうもない…。かっこいい幽霊の助けを借りながら、スザンナはメディエーターとして対決を挑む。カリフォルニアのまばゆい青空が似合う、さわやかなホラー。
著者等紹介
キャロル,ジェニー[キャロル,ジェニー][Carroll,Jenny]
本名はメギン・キャボット。ジェニー・キャロルはヤングアダルト向きの小説“メディエーター”シリーズを書くときのペンネームである。アメリカの人気ロマンス作家で、日本では映画『プリティ・プリンセス』の原作『プリンセス・ダイアリー』(河出書房新社)が翻訳出版されている。アメリカ・インディアナ州、カリフォルニア州、フランスで暮らしたことがあり、大学で副寮長を勤めた経歴もある。また、イラストレーターとしても活躍。現在は、ニューヨーク市に住んでいる
布施由紀子[フセユキコ]
大阪外国語大学英語学科卒業。出版翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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rokoroko
9
再読2024/03/17
rokoroko
4
プリンセス・ダイアリーのメグ・キャボットの作品。(ヤングアダルトの時はこの著者名。)ゴミとして捨てようとした本の中から発見再読。少し時代が20年ほど前なので違和感。幽霊をあちらに送る能力のある女の子の話。確か2作目も出ていて、最近読んだような気がする。軽くて良いけどゴミ収集車、もう行っちゃった。2013/11/19
調“本”薬局問悶堂
1
これが『メディエータ』シリーズの第一作目。 作者のペンネームも出版社も翻訳家も違う。 この後、エピソード0として翻訳されなおしたのかな? 作者はエンターテイナーだ。 興味の薄いテーマ(霊能者)でも面白がらせてくれる。 《2020年5月 登録》2005/05/05
run
1
「プリンセスダイアリー」のメギン・キャボット作と気づいて借りてみた。ティーン向けなんだろうけど…翻訳に違和感。「理論社」からも出ているみたいだから、そっちも読んでみようかな。いっそ原書を読んだら面白いのかも。2013/07/09
あめりこ
1
ヴィレッジブックス版がすごく薄いような気がしたけど、集英社文庫版を読むとだいぶはしょってあるんだなあと実感しました。流行遅れな部分をはしょったのかな?背景描写などが丁寧で、こちらを読むとずいぶんスッキリわかりました。代田さんはジェシーの一人称を「わたし」にしてらしたので、ずっとお坊ちゃんな印象でしたけど布施さんは「おれ」にしてあるし、原文ではわりとワイルドさのある描かれ方なのかな?2012/11/05