内容説明
女性弁護士カレンは犬の散歩中に死体を発見した。ただちに美人警部補ハンネとサンド警視正が捜査にあたる。オランダ人の若者が容疑者として浮かびあがったが、彼はカレンを弁護人に指名する。しかも何かに脅え、留置場にそのままおいてくれと頼む。事件の背後に隠されているものは何か…凍てつく北欧の街を舞台に、人間の黒い欲望を描いた前職女性法務大臣の日本デビュー作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
16
ノルウェーの、警察官出身の弁護士で前法務大臣の作家。凄く切れる人なんだろうというイメージで読み進んだが、中弛みというか警察のあまりの進展のなさ、ホーコンの気弱さにイライラ。麻薬や男女の社会的立場などノルウェーのお国事情が垣間見えたのは面白かった。ハンネ、カレンとの関係も気になるので次作に期待したい。2016/02/22
たまき
2
もう20年以上前の本。それとは関係ないだろうがゆっくりとした?流れで事件が進む。切れ者ハンネ警部補と凡人?ホーコン・サンド法務警視正のコンビ。第1作ということで、この先二人の実力の関係は変わるのだろうか。2016/09/20
vertigo
2
スケール感に対してやたら地味、キャラクター紹介編みたいな印象があるシリーズ第1作らしいパターン。これなら「犯人が誰か」展開については意外じゃないんだから中盤あたりで明かしてクライマックスまで引っ張らないほうが良かったような。ということは感じながらも、優しいホーコンとタフなハンネの関係が心地よくて北欧のミステリーを読んでいるなあという安心感がある警察と法廷のドラマ。恋愛になりえない対等な関係の男女バディというのはいつだってよいものです。しかし元警察官で元弁護士で元法務大臣って凄い作家さんすな…。2013/09/06
senyora
1
まわりくどい文章で、あまり楽しめなかった。2018/09/03
TAKAKO
1
登場人物のキャラがそれぞれ良いです。ホーコンいい。2014/07/29