内容説明
NYの億万長者ビッドウェルが誘拐され、犯人が五千万ドルの身代金を要求してきた。一方、おばちゃまはコネチカットの自宅の物置に潜む少女ケイディを見つけた。追われているというケイディを乗せたおばちゃまの車を尾行する白いバン。追いつめられたおばちゃまはCIAに助けを求め、サーカス団の中にまぎれ込む。何の関係もなさそうなこのふたつの事件が、やがて一本の糸で結ばれるとは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
45
面白かったです。妙齢のおばちゃまが活躍するのが気持ち良いです。追い詰められてサーカス団の中に紛れ込むのがユーモアを感じさせます。ライトミステリーとして読めるので、楽しめました。2022/01/31
パンダCRZ
20
★★★・・ 3/5 安定の面白さ。何者かに追われおばちゃまの自宅の物置に隠れていた少女ケイディ。謎のバンにしつこく追われるおばちゃまとケイディ。ビショップに助けを求め匿われた場所はサーカス団・・・。今回はカーステアーズが大活躍。このシリーズほんと面白いわ。2018/02/07
rokoroko
12
探しているのはサイラスが出てくるのだけど我が家のめちゃめちゃな本の在庫の中になくこれが出てきた。凄く汚れてて案の定どこのページあけてもそこから読める再読しつくした本。おばちゃま見ず知らずの女の子助ける話でサーカスにs滞在したおばちゃまがなんと遠くの国を助けることになるという話。面白かったけど私の読みたかった本どこ?2022/05/21
寧々子
9
いつもならCIAのカーステアーズからスパイの任務を受けたおばちゃまが、海外に飛び立っていきますが本作では趣向が違います! おばちゃまから助けを求めカーステアーズが動くのですから♪ CIAに助けを求めると提供してくれた隠れ家はメイン州の田舎にいた巡業サーカス! もちろん、おばちゃまですからサーカスで身を潜めているだけではなく、サーカスで起きた事件の犯人捜しをしたりします~ おばちゃまを通して、家族のように寄り添いあうサーカスで働く人々の人生を知ることができました。 2013/10/02
rokoroko
7
家に侵入してた娘を信用し守ろうとするおばちゃま。そういえば、昨日孫と公園に行って、孫たちが食べていたお菓子を外国の子どもが欲しがってたからあげたら孫が「見ず知らずの人に(私達の為の)お菓子あげるおばあちゃん」にびっくりしてた。年をとると自分がやりたい事が先。理性は後から付いてくるのかな。このシリーズはそんな老人の特性を生かしている。おばちゃまがやりたいようにやることで事件が解決していく痛快な話。若い頃は暖かな目線で読んでたけれど今や同世代。負けられない2018/05/05