内容説明
アメリカのペンシルヴァニア州にある女子修道院に、ある日突然、見知らぬ人から広大な土地と屋敷が寄贈された。その事実を確かめるために旅に出たのが修道女ジョンとヒヤシンス。初めて俗世間に出たふたりが着いたところは、荒れ放題の土地と幽霊が出そうな屋敷。古びた井戸には大金が隠され、そして二階のクローゼットの中には…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はらぺこ
36
海外の小説は苦手やけど、これは読み易かった。続編は無いんかな?井戸から見つかった大金の出所とか、チベット僧のバーンジャン・シンが何者なのかとか分からんまま終わってしまった。書かれた当時に読んでた人なら何かピンとくるものがあったのでしょうかね?とりあえず読み易かったので機会があればミセス・ポリファックス・シリーズも読んでみようと思います。2017/03/14
七色一味
20
読破。ミセス・ポリファックスシリーズが面白くて、別の作品を手にとって見た、のがン十年前。これも再読です。なんとも「ほんわか」「ほのぼの」とした作風は、この作品でも健在(でいいのか?)。その作風で、これでもかとイベントてんこ盛りなのも健在(笑)予想を裏切らない安心感があります。2015/10/10
糸車
5
神様がとても身近にいることを実感しながら生活している人が、「修道女」なんだなと納得せざるを得ない。神様を信じ、それぞれの性格・信条は曲げずに生きていくことが出来る人。ああ、わたしはあんな風には生きていけないわ、となんだか反省してしまう。ギルマンの登場人物は悪者でもどこか憎めない。作者の人間性に惚れ込んでしまう。くすくす笑い、ほろりとさせられ、読後感がとてもいい。ありがとう、って言いたくなる。2013/03/27
tubaki
2
シスタージョンの探究心と冒険心に脱帽、シスターヒアシンスには運転技術に驚かされました。それにしてもすごい秘密が隠されたお屋敷(°д°)2014/12/04
nagatori(ちゅり)。
2
途中までシスター・ジョンとシスター・ヒヤシンスの年齢がわからなくて、若いシスターを想像すればいいのかおばあちゃんシスターを想像すればいいのか迷いながら読んでいました(笑)それはともかく、後味すっきり!殺人事件も起きるけれど、どこかほのぼのしている不思議な作品でした。おばちゃまシリーズもそうだけど、ギルマンの登場人物はどこかお茶目なところがあって好きです。2013/04/14