集英社文庫<br> 天皇の料理番

集英社文庫
天皇の料理番

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  • サイズ 文庫判/ページ数 572p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087505733
  • NDC分類 913.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mikeneko

24
ご本人のエッセイを元に小説化されているようで、ドラマは主人公の破天荒さが、本書は主人公の人間臭さがデフォルメされているように感じる。好きなことを生業とし、その頂点に立つということはとにかく大変なんだということは伝わってくる。日本料理界の背景として、都内にある有名洋食店が結構すごい歴史を持っていることにもびっくりした。昔の本なので2段構えで活字も最近のものより細かいが結構さくさく読めた。2015/06/14

カーミン

19
下巻は、篤蔵が料理を追及するために、フランスへの渡航を望むようになったところから始まります。フランスでの料理の修行、そして天皇の料理番としてのオファー、それから料理番としての生活。波乱万丈な人生だったようです。先にドラマを見たので、登場人物とドラマのキャストが重なってしまいました。2017/04/20

なゆ

15
ドラマの原作ということで、読んでみようと図書館で探してみたら、昭和54年出版で二段構えの350ページ超え。細かい説明がいろいろ書かれていて、ちゃんと読めば明治から戦後あたりの生活や料理、政治家などの理解が深まりそうです。伝記的な小説でもあり、最近の小説のように読みやすい文体でもないですが、おもしろかったです。篤蔵の言葉遣いが荒いのはいただけませんが、何事にも誠心誠意取り組むところは一流人を感じました。2015/05/13

ヤギ郎

14
宮内省(宮内庁)の主厨長を勤め,文字通り「天皇の料理番」となった秋山徳蔵をモデルにしたフィクションノベル。田舎町でカツレツに出会い,それからフランス料理人を目指すストーリー。明治後半期から戦後期(昭和期)まで社会の移り変わりを味わうのも本作の見どころ。当時の厨房事情については参考文献(本書巻末)に基づいて描いているところもあるので,史実に基づいているといえよう。包丁一本で生き抜いてきた男の物語。カツレツをうまそうに食う主人公が印象的。2019/01/29

kyoko

12
ドラマも面白く見ていますが、こちらも面白かった!2015/07/02

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