内容説明
すてきな妊娠、たのしい出産、あかるい育児、まじめな家族計画のための合言葉は「がさつ、ぐうたら、ずぼら」。娘の出産、育児の過程を、微に入り細にわたり、描きこんだ本書は、これから子供を産む人、産みたい人、産んでしまったすべての人に、安心感と喜びを与える、育児エッセイ集の決定版。
目次
妊娠編
出産編
授乳編
育児編
家族計画編
産みます育てます
その後の良いおっぱい悪いおっぱい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
27
☆☆☆★ ここまであからさまに妊娠、出産のことを書かれると、男としては怖気づいてしまうのではないか。詩人伊藤比呂美だからこそ書ける母性あふれる書。2022/03/30
ユウティ
2
下ネタと言ってしまうと身もフタもないが、実にあっけらかんとあれこれが書かれている。きっと著者はなかなかの面白い人なんだろうと思う。自分が実行するかどうかは別として、妊娠・出産・育児は生きていく中で必ず出会うものなので、こういう正直な本を読んでおくといいんじゃないだろうか。2017/08/04
まーまー
2
声を出して笑った~ヽ(^o^)丿 私と同年代のお子様がいらっしゃるようで、その頃の育児が目に浮かびます。2015/02/25
きょんちん
2
子育て若葉マーク時代に。
ミュンヘン
2
伊藤比呂美さんは言葉の使い方が大好きな詩人さん。彼女がどう孕みどう産んだか、興味を持って読んだ。本当にこの方らしい、本当の「自然体」。性のこと、身体のことをこれだけあけっぴろげに書き、しかも下品にならない言葉の力を感じる。妊娠をドラマで描く時の「うっ…(トイレに駆け込む)もしかして」の欺瞞を平易に突いていて笑ってしまった。少なくとも妙齢の女性なら自分の生理の周期と妊娠の可能性有無ぐらい把握してる。まさに仰るとおり。2010/05/08