集英社文庫<br> 小説 会社再建―太陽を、つかむ男

集英社文庫
小説 会社再建―太陽を、つかむ男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 409p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784087497335
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

経営危機に直面した佐世保重工(SSK)は、銀行団と大株主間の思惑、利害が複雑に絡み合い、再建計画は漂流を続けていた。更には地元自治体、及び福田政権をも巻き込んで救済策が模索されていた。経済界の重鎮永野重雄は、来島どっくグループの社長坪内寿夫にSSKの再建を要請する。苦悩の末、要請をうけた坪内は、私財280億円を投入、ドロ沼の労使対決から見事にSSKを蘇らせる。迫真の実名経済小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mattu

19
知らない時代を体験できました。今の時代に活かせるか?現代とかけ離れる部分もありますが、根底で通じる部分はありますね2020/02/16

たくじぃ

2
会社再建。読了。図書館からの借用。 裏表紙にはこんな解説で結ばれている。「企業小説の白眉とも言うべき力作長編」まさしくその通りだと思う。 小説の中では労働組合が再建計画に合意せず、長期ストに突入するのだが、そういえば私が小学生の頃は、国鉄のストの影響で先生が学校に来れないということが何度かあった。いい迷惑だったけれど、今からしてみればほのぼのとした時代だったと思う。2019/03/25

讃壽鐵朗

2
現役時代でなくては、読めない本。

ジャンズ

1
小節というよりノンフィクション。実名で書かれている。自宅本棚より出てきました。初めての作家です。前半は坪内が傾きかけた佐世保重工業の社長に就任するまでの経緯が書かれていたが登場人物が多く、相関関係を整理するのに手間取った。後半は就任してからの労使交渉のすさまじいやり取りになり、その中で坪内社長の熱意と人間味あぶれる人物に引き込まれていった。厳しさの中にある優しさがあったから再建ができたのでしょう。函館ドッグはどうなったのでしょう?続きが知りたくなりました。2019/06/26

とく

1
お隣りの造船所の話。。正にプロジェクトXやな。2011/03/02

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