集英社文庫<br> 地の音

集英社文庫
地の音

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  • サイズ 文庫判/ページ数 203p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784087497205
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

貧困の中、家族に無理を言って「ぼく」は工業高校に入学した。初めての寮生活の悲喜劇、常につきまとう空腹感、女性へのあこがれ…。北海道を舞台に、3年間の高校時代をいきいきと描いた自伝的青春小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽんくまそ

8
1952年、男子校での寮生活は、よその畑から野菜を盗んでこないと、ろくに麦飯以外のものを喰えないくらい貧しかった。ほかの高校の女子学生を見る機会があるだけでも狂おしくなり、アホをやらかす寮生たち。でも就職がかかっているので勉強は懸命にやる、でも難しくて追いつかない。貧しい開拓農民である家族も追いつめられる。という、著者の自伝的小説で、自分も、この町(苫小牧市)に7年住んでいたけど、樽前山の山容以外は時代が違いすぎる。友人と砂浜で語り合う場面が、良い。友人の純な吐露が、心地よい潮風で飛んで行くようだ。2016/01/07

室蘭まったり読書会

1
第十一回読書会紹介本(2016 2 19) 2016/03/13

c2c

0
著者の高校生時代を元に書かれた。 北海道でのリアルな生活が描写されている。2012/04/23

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