• ポイントキャンペーン

集英社文庫
毒舌・仏教入門

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087480139
  • NDC分類 188.44
  • Cコード C0195

内容説明

昭和50年8月21日から5日間、東南寺で行なわれた戸津説法。仏教の精神と生きる知恵を織る、やさしくてためになる快楽説法の真髄。

目次

1章 毒舌こそ、わが仏心―“慈悲の心”に形式は無用
2章 けっして絶望するなかれ―伝教大師曰く「わたしもお前も仏なのだ」
3章 苦楽は一つなり―ひたすら、いまを大切に生きる知恵
4章 一隅を照らす―自利利他の心は、徹底した“論争”より生ず
5章 とらわれない心―顕・密の分離が、なぜ重要なのか
大僧正・遊戯三昧事件簿

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

showgunn

14
今東光の話は流石に面白いのだが各章の間に島地勝彦によるコラムというかクソみたいな自慢話がいちいち挟み込まれて大変不愉快だった。なんなんだこの出たがり編集者は。 そして読み続けるうちに今東光の話も単なる自慢にしか思えなくなってきてしまった。コラムがなければだいぶ読後感が違っただろうなと思う。2016/10/07

金吾

12
僧正が語るから洒脱でわかりやすいという評価になりますが、普通の人が同じことを語るとただの自慢ととられるのだろうと思いました。2021/11/13

ラーメン小池

11
昭和の怪僧、今東光渾身の仏教講義。語り口は人々の興味を誘うよう面白おかしく始まるものの、その内容は仏教や天台宗、人間の性などを「仏教が腹に入る」よう緻密に構成されている。印象的なのは、「人間は同じ-この錯覚が喧嘩を生む」という言葉。釈迦の教えが根本分裂したこと、天台の教えが顕密を巡り対立やら教条主義に陥ったこと、自身の進路に関する母との確執など、同じ根っこのものが争う愚行を戒めている。時代・状況に応じて道理を変化することを説くなど、一見宗教人らしからぬ今氏が、最も仏や天台を愛していることが覗える。お勧め。2016/01/11

こおり

10
この方の知識量たるや計り知れないものがある。難しいことを誰にでもわかりやすく教えられるのが、本当に頭の良い人なのだと思う。こういう説法なら聞いてみたい。破天荒ぶりが愛すべき魅力の今和尚だけれど、「アンブレラー紛失事件」はマズイだろう…。悪戯というか詐欺だよあれじゃ2015/04/30

白義

7
こりゃまたものすごいくそ坊主だ。80過ぎて自慰するわ学校時代は一学期に一回追い出されるわ、豪放磊落もちょっと行きすぎのなまぐさっぷり。しかも坊主になっても本質が変わってない。編集者が明かすエピソードも尋常じゃなくて、本人の説法も仏教というか漫談である。にも関わらず、その破天荒っぷりに仏教の真髄がこもってるようで、むちゃくちゃ面白い。台風直撃の最中満場盛況で人が減ることはなかったというが、当然だろう。著者近影のじいさんの顔がまたこのむちゃくちゃでありがたい話しによく合う、『いい顔』をしている2011/09/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/492360
  • ご注意事項