内容説明
中田英寿の考え方や言葉を、よりわかりやすく、より広く伝えたい―。村上龍のその思いが結実した、六年間にわたる対談とeメールによる往復書簡。サッカーというスポーツ、そして「世界」でいかに戦い、いかに生きるか。本書はサッカーファンのみならず、自立した「個」として生きようとするすべての人に贈る、アスリートと作家の交流の記録である。日韓W杯以後の最新メールを追加し、文庫化。
目次
第1章 アルゼンチン相手に守備的に戦っても自分の力は試せない(世界選抜と欧州選抜の試合、もっと楽しいものかと思ってた;「代表は盛り上がったんで、Jリーグもよろしくお願いします」(笑) ほか)
第2章 ヒデは自分が天才だと思う?(イタリアでは普通のことが、日本的感覚とはだいぶ違っている;「この程度」でいい、「この程度ではダメ」は緊張感の差 ほか)
第3章 これまでも、順風満帆なときなどなかった(イタリア式観戦、ローマ式運転からみるセリエA事情;日本でいちばん理解されにくいのが、アウェーの感覚かもしれない ほか)
第4章 日韓ワールドカップに向けて(リラックスしてないと集中できない、逆に集中するとリラックスできる;今度のサッカー小説、ヒデが読むことで緊張した ほか)
著者等紹介
村上龍[ムラカミリュウ]
1952年2月19日、長崎県生。武蔵野美大中退、76年「限りなく透明に近いブルー」で芥川賞受賞。81年「コインロッカー・ベイビーズ」で野間文芸新人賞受賞。以後、小説、エッセイに意欲的作品を発表
中田英寿[ナカタヒデトシ]
’77年山梨県生まれ。韮崎高校卒。サッカー選手。日本代表として’98年フランスW杯、’02年日韓W杯に出場。’98年からイタリアに活躍の場を移し、A.C.ペルージャ、A.S.ローマを経て、’01年からパルマA.C.所属
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感想・レビュー
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