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集英社文庫
大奥延命院醜聞―美僧の寺

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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087468519
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

将軍側室と僧の禁断の恋。大奥歴史小説
寺社奉行脇坂は大奥女中達が延命院参詣を口実に僧侶と密通との噂を得る。美男の住持日潤と側室の女犯の真相は…。男を禁じる大奥と女を禁じる寺に生まれた恋。書き下ろし。(解説/石野伸子)

内容説明

11代将軍家斉の側室だった梅村は、突然御仏間方頭を拝命。大奥一の美貌と聡明さがありながら、将軍の子を生む望みは、24歳の若さで叶わぬ夢になってしまう。お役目で通うようになった延命院は驚くような美僧揃い。家斉の寵愛を失った心の隙に、僧侶日道の優しさが…。男子禁制の大奥で生きる女と女犯を禁じる寺の僧に生まれた禁断の恋。幕府を揺るがす大スキャンダル。史実を基に描く歴史小説。

著者等紹介

植松三十里[ウエマツミドリ]
静岡市出身。昭和52年、東京女子大学史学科卒業後、婦人画報社編集局入社。7年間の在米生活、建築都市デザイン事務所勤務などを経て、フリーランスのライターに。平成15年「桑港にて」で歴史文学賞受賞。平成21年「群青日本海軍の礎を築いた男」で新田次郎文学賞受賞。同年「彫残二人」で中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

56
「美僧の寺」というサブタイトルに惹かれてBL的なものも妄想したりしながら読み始めたが、そういう話ではなかった。延命院の醜聞は史実で部屋方の下女・ころは実在しているらしい。家斉の寵愛を受けていた美しい梅村は大奥での配置換えで失意の状態でお仕事を続けている。なぜ梅村が配置換えになったのかが分からないのでもやもやが残った。2020/12/23

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