内容説明
日本を今一度、洗濯いたし申す！薩長連合の実現、大政奉還の達成、のちに新政府の基本方針となった船中八策の策定。大きく明治維新への舵を切った男、坂本龍馬。泣き虫でひ弱な少年は、やがて土佐藩という枠を飛び出し、海軍創設に奔走。海援隊を率い、幕末の激浪をひた走る。その輝きに満ちた生涯も、決して順風満帆だったわけではない。一代の風雲児、龍馬の息づかいが聞こえてくる長篇小説。
著者等紹介
邦光史郎［クニミツシロウ］
１９２２年東京都生まれ。本名・田中美佐雄。高輪学園卒業。京都で五味康祐らと「文学地帯」を創刊。のち放送作家。６２年『社外極秘』で第４８回直木賞候補。９２年京都市文化功労賞受賞。９６年死去（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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