集英社文庫<br> 夢顔さんによろしく〈下〉最後の貴公子・近衛文隆の生涯

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集英社文庫
夢顔さんによろしく〈下〉最後の貴公子・近衛文隆の生涯

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  • サイズ 文庫判/ページ数 481p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087465228
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

和平工作が失敗に終わり徴兵された文隆は、満州で終戦を迎え、シベリアに抑留される。日本の家族の元に届く手紙に繰り返し書かれていたのは、不可思議な言葉だった…。帰国と引き換えにソ連のスパイとなることを求められた文隆が、最後に希望を託そうとした「夢顔さん」とは一体誰なのか?激動の時代を生き、高貴なる一族の長男として、そして日本人としての誇りを守り続けた文隆の運命は―。

目次

第7章 一九四〇~四一 満州
第8章 一九四二~四五 満州
第9章 一九四五~四六 東京・満州
第10章 一九四八~五一
第11章 一九五二~五五
第12章 一九五五
第13章 一九五六
第14章 一九五六~五八
終章 一九五八~

著者等紹介

西木正明[ニシキマサアキ]
1940年秋田県生まれ、週刊誌記者を経て作家に。80年『オホーツク諜報船』で日本ノンフィクション賞新人賞、88年『凍れる瞳』『端島の女』で直木賞、2000年に『夢顔さんによろしく』で柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

51
下巻ににて一気にストーリーが加速しエンディングへ。一個人のバイオグラフィーとというよりもその周囲(国家、戦況、家族、友人知人)を含めた壮大な物語でした。しかし当時の人達はタフですね。2016/08/22

ehirano1

6
再読。読後はやっぱり、なんだかやりきれないなぁ、という思いです。2016/09/17

雪の行者山@加療リハビリ中

2
 近衛文隆の召集令状・結婚から、死まで。上巻に比べて読んでるだけでしんどいことしんどいこと・・・ソビエトその他への抑留者の名簿のことが世間で取りざたされている折も折、一面ではあろうけれどそのつらさを垣間見た気がした。夢顔さんの謎が解けたとき、なんともいえず切ない気持ちになる。ただ優れた人というのではない近衛文隆の人間性に大いに惹かれ、何とかならなかったものか、と思わざるを得ない。でもなんともならなかったんだなあ。 2015/05/03

hash

1
…(やりきれへん)2015/06/05

Teppei Tsujiyama

1
戦争中の出来事は色々な面からみると楽しい。華族という視点と国家という権力を横暴に使う人間の怖さ2013/12/19

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