集英社文庫<br> 初恋温泉

個数:
電子版価格
¥385
  • 電書あり

集英社文庫
初恋温泉

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 01時26分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087464344
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

初恋の女性と結婚した男。がむしゃらに働いて成功するが、夫婦で温泉に出かける前日、妻から離婚を切り出される。幸せにするために頑張ってきたのに、なぜ―表題作ほか、不倫を重ねる元同級生や、親に内緒で初めて外泊する高校生カップルなど、温泉を訪れる五組の男女の心情を細やかにすくいあげる。日常を離れた場所で気づく、本当の気持ち。切なく、あたたかく、ほろ苦い恋愛小説集。

著者等紹介

吉田修一[ヨシダシュウイチ]
1968年長崎県生まれ。97年「最後の息子」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2002年『パレード』で山本周五郎賞を、「パーク・ライフ」で芥川賞を受賞。07年『悪人』で毎日出版文化賞、大佛次郎賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

酔拳

230
5ヵ所の温泉を訪れる5組のカップルの短編です。カップルといっても、恋人どうしだったり、結婚しているけど、離婚をきりだされていたり、不倫していたりと、それぞれ、事情をかかえたカップルを、吉田修一 流で、うまく、人間関係を表現しています。どうしてこんなに、うまく表現できるのか?ため息がでてしまいます。5ヵ所の温泉地のうち4か所は行ったことがないところなので、機会があればいってみたいと思わされました!2016/11/23

hit4papa

199
実在する温泉宿で繰り広げられる、5組のカップルの物語。湯煙の中に人生の機微が透けて見えるような作品集です。突然離婚を切り出された夫「初恋温泉」。ダブル不倫の顛末は「ためらい温泉」、迷いの中にいる中年男性「風来温泉」、高校生カップルが初々しい「純情温泉」。お気に入りは、結婚目前の二人の一夜を描いた「白雪温泉」。ランプのように温かみのある素敵なお話しです。ホンワカあり、ほろ苦ありで、身体の芯までじわーんとなるのが、”吉田”温泉の効能でしょうか。2016/09/02

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

183
んっとね、…んっと、温泉行きたくなりました。寒い時期、やっぱり温泉っていいですよね(´˘`*)雪見風呂…温泉宿で年越しは永遠の憧れ♡♡ でも一緒にお宿に泊まってる人が、こんな風に離婚寸前ですれ違ってたり、不倫カップルだったり…なんて考えたくないなぁ。みんなしあわせな人たちが集ってるって思いたい。だって特別な場所だもの。それぞれ実際にある旅館を舞台にしてあるんだけど、表題作(離婚寸前夫婦)が惜しまれながら星野リゾートになった宿で、今は星野リゾートの宿も休業中ってなんか因縁を感じてしまいました。2019/12/12

kaizen@名古屋de朝活読書会

166
温泉を題材にした短編集。ほのぼの,ぎすぎす,ゆるゆる。雰囲気は少しづつ違うが、まったりとしたり,むっつりとしたり,淡い色とりどり。回顧録のようでもあり,間接的な感情表現。初恋温泉、純情温泉、白雪温泉、風来温泉、ためらいの湯の5話。2013/09/25

mura_海竜

161
吉田修一さん初読み。中古店。温泉にまつわる、全5編の男女の短編集。熱海「蓬莱」、青森「青荷温泉」、京都「祇園 畑中」、那須「二期倶楽部」、黒川「南城苑」。湯の中は会話も日常と違う。湯上り後、美味しいものを食べたくなります。音であったり、触感であったり、嗅覚も含め、五感も敏感になるような気が。ゆっくりと何時間もかけて、温泉につかりたくなりました。あんまり覚えていないけれど、ANAか何かのフリーペーパーで、最近の軽井沢は騒々しい(本当は何かと対比していたと思う)、と言っていらした作家さんが吉田さんだったかな。2015/04/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/580802
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。