内容説明
イギリス人はなぜ堂々と幸せそうなのか?70回以上の渡英経験を持つ著者が見続けた英国人の考え方の基本にあるのは…。「思いわずらうことなく、まず行動せよ」「立ち止まらず今を立て直し」「そこから始まる幸せに目を向けること」(本文)。勉強ができなくても、物価高でも、会社が倒産しても、なかなか恋人ができなくても、自分の可能性を追い続ける限り未来はある。“あきらめ”体質、“泣き寝入り”日本人への警鐘。
目次
1 気持ちが軽くなる「お金は使うためにある」というポリシー
2 ヤル気が出ないと悩むより、新しい働き方を考える
3 年齢制限なしの恋や結婚で生涯幸せになる
4 メニューや味より土にこだわる健康観
5 旅行や買い物より、わが家での楽しみ方を知る
6 生涯現役はこうすれば実現できる
7 外国人が日本を再建する
8 どんなことでも地道にやれば結果が出る
著者等紹介
井形慶子[イガタケイコ]
長崎県生まれ。28歳で出版社を立ち上げ、個性的な暮らしをテーマにした情報誌「ミスター・パートナー」を発刊。現・編集長。70回を超える渡英経験があり、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mimi Ichinohe
3
イギリスの格言の「汚れた靴は人生を楽しくする」や、イギリス人の口癖「Never Mind!」というのを紹介してくれています。イギリスの一般というより、著者が感じたイギリスという観点で読むのがいい感じです。まずなんでも触れて吸収してみて、自分のやりたいことを自分のやり方でやっていく、そして失敗したら立て直す、それが成熟した生き方なのだと感じられました。2021/09/24
白いカラス
1
日常生活の過ごし方という意味では参考になった。でも古い書籍のためか移民問題は著者の述べているリミットだけではなかったですね。2017/10/23
柳絮
1
もし、この人がイギリスに何度となく行く時間を他の多くの国に向かうことに使っていれば、その土地とその時代に適したやり方はそれぞれ違うのだと言うことを学べただろう。どこでも通用するたった一つの冴えたやり方があるならば、今すぐにでも世界は均質に幸せになれる。書中でプロズ&コンズを紹介しているが、自身は日本のやり方のデメリットのみを取り上げ、イギリスのやり方のメリットばかりを強調するため、説得力がない。多くの物事は利点と欠点があるのだ、その現実を作者は直視しない。イギリス人の理解としては使えるがそれも一面である。2012/05/17
NBK
0
日本より低年収なのに高物価。それでもイギリス人の将来への不安は日本より少ない。得体の知れない将来への不安は持たず、一度しかない人生を謳歌したいものだと思わずにはいられなかった。年老いて杖をついてもなお素敵なコートとパンプスでおしゃれをする英国の老婦人の写真がなぜか脳裏に焼き付いた。2011/06/19
t.asuka
0
地理的条件や歩んできた歴史が違うとはいえ、同じ島国でもこうも違うモノなのか。つくづく思うに、日本人は悪い意味で保守的。本文中で取り上げられているイギリスの政策はもちろんメリットだけではないだろうし、日本に取り入れるには難しい面は沢山あると思うが、それでも見習うべき点は多くあるだろうと思う。2009/06/14