出版社内容情報
あたりまえの生活の大切さをそっと伝える。
家の中に閉じこもり、せっせと原稿を書く作家の生活。愛する家族と愛犬がそばにいてくれるのだが…。作家であり、妻であり母である著者の日常が垣間見えるエッセイ集。(解説/デビット・ゾペティ)
内容説明
数に隠されている神秘と美しさ。その偉大な真理に向き合う芸術家ともいえる数学者たち。ひとつの作品を生み出すきっかけや、小説へのあふれる想い。少女時代の『アンネの日記』との出会いとその後のアウシュヴィッツへの旅。そして天真爛漫な飼い犬や大好きなタイガースのこと。日々の中の小さなできごとや出会いを、素晴らしい作品へと昇華していく小川洋子の魅力あふれる珠玉のエッセイ。
目次
数の不思議に魅せられて(『博士の愛した数式』を巡って;数学者と美しさについて ほか)
「書く」ということ(アルルの出版社;大地を踏みしめる足元と果てを見つめる目 ほか)
アンネ・フランクへの旅(アンネ・フランクが書き残した言葉;アンネ・フランク・ハウスたった一人の少女 ほか)
犬や野球に振り回されて(回る;かさぶた ほか)
家族と思い出(雲丹とお相撲;人間の手 ほか)
著者等紹介
小川洋子[オガワヨウコ]
1962年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。88年『揚羽蝶が壊れる時』で海燕新人文学賞受賞。91年『妊娠カレンダー』で第104回芥川賞受賞。2004年に『博士の愛した数式』で読売文学賞と第一回本屋大賞受賞。06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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